2023年10月29日

有楽町朝日ホール

立川小春志

真打昇進披露公演

ゲスト さだまさし

 

今日は立川小春志

真打昇進披露公演に

行ってきました。

 

10/28から11/1まで

5日連続昼夜10公演

にわたり人気落語家を

招いての真打昇進披露公演

は前代未聞です。

小春志さんも度胸があります。

 

立川談春 さだの寝床

古典落語の「寝床」は

主人が語る義太夫の会に

長屋の人達を誘うが全て

断られるという噺ですが

 

今日の噺は主人が談春と

なり、さだまさしの歌を

歌う会を開き、落語家を

招待する使用人を小春志が

演ずるという改作の落語でした。

 

志の輔

「富山で揉め事があるから

行けない」

市馬

「俺は自分で歌うのは好き

だけど、他人の歌を聴くのが

嫌い」

喬太郎

「脚気で足が痛い」

一之輔

「チッ」と言って無言

宮治

「あまりの忙しさで

情緒不安定になった」

鶴瓶

「談春の歌なんて聴きに

いくわけないだろう」

鶴瓶の裏の顔がでた

昇太

「俺は甲斐バンドのほうが

好きだ」

志らく

「俺は対抗して井上陽水の

歌の会を開いてやる」

 

ピアニカでさだまさしの

「案山子」の前奏を弾いて

盛り上げていました。

最初で最後の貴重な談春の

ネタを聞けてよかった。

 

真打披露口上

立川談春・さだまさし

緞帳が開くと深々とおじぎ

をした3人が登場!

さだまさしまで紋付き袴の

着ての登場です。

 

今回の興行では真打に昇進する

小春志が司会となり師匠とゲスト

に話をしてもらうという

落語界では異例の口上でした。

 

さだまさし

「小春志もよく頑張ったね

談春の弟子になるなんて

ビッグモーターに入社する

ようなものだよ!」(笑)

談春

「師匠の落語とさだまさし

の歌のあとにトリで大ネタ

の落語をやることがどんなに

大変か。でもこの経験が

将来役に立つ時が来る」

 

談春とさだまさしが初めて

出会ったのは

ラジオのゲストに談春と

柳家一琴が呼ばれた時の

ことだそうです。

談春は落語家になって

売れたいと思った理由は

さだまさしに会いたいから

だったそうです。

 

さだまさしの音頭で

三本締めで終了!

 

中入り

 

さだまさし トークと歌

 

出囃子は「北の国から」

 

「山崎まさよしが歌を歌わなくて

チケットが払い戻しになった

そうですが、私がトークなしで

歌だけ歌ったらどうなっていた

のでしょう」(笑)

 

案山子

この曲は本当に名曲です

加山雄三はこの曲を初めて

聞いた時、涙がボロボロと

こぼれたそうです。

 

高校の同級生とゴルフコンペ

をやった2次会のカラオケで

85点をとったらボトル1本

プレゼントだったので

「上を向いて歩こう」を

歌ったら、77点だった。

1コーラス歌ってくれました。

 

同級生が

「案山子ならお前が作って

お前が歌ったので100点だろう」

結果は67点

カラオケの機械は抑揚をつけたり

感情をこめたりしたらダメだそうです。

 

道化師のソネット

 

亡くなった谷村新司さんの

ことを兄のように慕っていた

そうです。

今でもJR西日本の新幹線で

「いい日旅立ち」が流れて

いるそうです。

「亡くなっても歌は残る」

 

秋 桜

「こんな小春日和の~

  こんな小春日和の~」

と繰り返して歌い

小春志になった こはるを

祝っていました。

しかし山口百恵さんは

歌が上手かった。

 

いのちの理由

 

20分の予定がたっぷり

40分抱腹絶倒のライブでした。

ギターの弾き語りもトークも

絶品でした。

さだまさしのチケットが取れない

のが分かりました。

 

私はフォークシンガーでなく

トークシンガーと言われる」(爆笑)

 

立川小春志 大工調べ

確かにさだまさしの後で

落語をやりにくそうでしたが

大工調べの醍醐味の言い立ても

よどみなく、上々の出来でした。

 

あと6公演が残っていますが

ガンバレ 小春志!