2023年5月4日~6日

浅草公会堂

談春浅草の会

真打昇進予行演習

 

5/4~5/6の 三日連続

談春浅草の会に行ってきました。

 

浅草の雷門は観光客でごった返して

身動きがとれないほどでした。

完全にコロナ前の状況に

戻りましたね。

 

今回の独演会は弟子の、

こはるさんの

真打昇進予行演習として

開催されました。

 

こはるさんは師匠に

令和5年5月5日 

5が三つ並ぶ日に

昇進したいと言って

実現しました。

 

幕開けは場内が暗転したあと

幕が開いて師弟二人が舞台で

お辞儀をしています。

 

師匠より、こはるさんを

真打に昇進させる

経緯を説明しました。

前回の浅草公会堂の会の時、

こはるさんに対する満場の

大きい拍手を聞き、お客様に

これほど愛されているなら、

真打にするしかないと

判断したそうです。

ファンは芸に厳しい師匠に

ついてきて

17年間、よくがんばった

という気持ちなのでしょう。

 

5月4日

立川こはる 粗忽長屋

こはるとして最後の

高座になりました。

立川談春  棒 鱈

 

中入り

 

立川談春  お若伊之助

 

5月5日

立川小春志 蒟蒻問答

小春志として最初の

高座に立ち会う

ことができました。

立川談春 子別れ 上 中

 

中入り

 

立川談春 子別れ 下

 

談春の子別れは20年前に

聴きましたがさらにアップデート

されていました。

最前列で聴いたのですが、

目をうるませながらの熱演でした。

落語はまさに 一期一会

 これほどの名演に

出会うのことは、

めったにありません。

談春 天晴れ!

 

5月6日

立川小春志 お見立て

立川談春  桑名船

 

中入り

 

立川談春  百年目

 

百年目は今年に入って

志の輔師匠で

聴きましたが、

演出もサゲも変わっていました。

通常は「ここで会ったが百年目」で

終わるのですが、今日は違いました。

たっぷり50分談春の百年目を

堪能しました。

 

この三日間で師匠は

小春志さんに

力の差を見せつけたような

気がしました。

 

1,000人を超える会場を

三日連続満員に

できる落語家はそういません。

 

秋には志の輔・三三・喬太郎・

鶴瓶・昇太志らく・一之輔・

さだまさしなど人気者を

ゲストに呼んで真打昇進披露興行を

開催します。

 

それぞれネタ出しをして、

3日間昼夜連続で

10公演 大ネタでトリをとる

という無謀とも思える公演です。

会場ではこのチケットを販売していて

早くも、さだまさしが

出演する日は完売となっていました。

 

5/4の終演後談春師匠は

この日真打になった

小春志さんを壇上に呼んで、

言いました。

「よくやった」「ほめてやる」

客席は満場の拍手でした。

 

小春志さんは口調も良いし

落語家として成長しました。

師匠に追いつけるように

頑張ってください。

真打披露興行の成功をお祈りします!