2022年9月19日 NHK 総合 放送

僕の“最後の歌”を届けたい

~財津和夫 TULIPラストツアー~

 

 

ご覧になった方も多いと思いますが

NHKが放送した 財津和夫 の特別番組を視聴しました。

 

TULIPのラストとなる、50周年記念ツアーの最中である

財津さんを密着して50年にわたる音楽人生や

老いや病といった苦悩を語る内容になっていました。

 

一口に50年といっても、財津さんやTULIPには

メンバーの再編など、様々なことがありました。

 

24才で福岡から上京して、ビートルズに憧れて

デビューし、3枚目のシングル「心の旅」が

大ヒットして一躍有名になりました。

 

その後紆余曲折あり、財津さんにとっては

更年期障害や大腸がんといった健康の問題が

非常に苦しかったということがわかりました。

 

でも、今は元気に他のメンバーとツアーを開催

していることは、本当に素晴らしいことです。

 

番組では小田和正がコメントを寄せていました。

 

「財津くんには曲の仕上がりのイメージが

 いつも明確にあって、迷わず書いている。

 財津くんは変幻自在です。」

「僕が書くと 小田さんっぽいね とすぐに

 言われちゃいますからね」

 

「ラジオで吉田拓郎の番組を聞いていたところ

 デビュー曲の 魔法の黄色い靴 を聞いて

 あのイントロが始まってビックリして

 そう来たかと思いました。」

 

「僕はそもそも転調が大好きだったので

 転調につぐ転調、あの展開にビックリしたし

 こいつ才能あるな すごいと思いました。」

魔法の黄色い靴は衝撃でしたね。」

 

「財津くんの書く曲はみんなが歌いたくなる

 僕も昔 よく財津くんのまねをして

 魔法の黄色い靴を き~み~♪ と歌った

 ものであります。」

 

そういえば、1989年のTULIP解散コンサートの

パンフレットに小田さんが短いコメントで

魔法の黄色い靴を絶賛していたのを思い出しました。

 

小田さんはめったにテレビに出演しないのですが

財津さんの番組だから出演したのでしょう。

それだけ、小田さんと財津さんには強い絆があって

まさに、ライバルであり長年の戦友でした。

 

 

そして、小田さんとのコラボといえば

忘れられないのはユーミンと共作した名曲

「今 だ か ら」

たった一度だけ、ライブで披露した

国立競技場で行われた ALL TOGETHER NOW

を見られたのは一生の思い出です。

 

 

 

番組の後半では、TULIPのツアーでのステージが

放送されて、アンコールの「魔法の黄色い靴」

を歌っている時、声をつまらせて歌えなくなる

姿が映し出されました。

 

 

涙を浮かべるファンの姿が目に入り、

感動してしまったようです。

 

「泣いている人を見て、長年の思いを持ってここに

 いらっしゃるんだなと思うと、それがうれしかった」

 

今年の6月にコンサートに行きましたが、皆さん

本当に元気で素晴らしいステージでした。

 

来年の7月までツアーは続きますが

どうか無事に完走してください!