先日11月17日、ヒロインアクションまつりin東京2024へ行ってきました。

会場の最寄り駅は三鷹駅。乗り換えで何度か利用したことはありますが、改札を抜けて駅の外に出たのはこの日が初めてでした。

当日はプロジェクターが本来の場所である舞台前のスクリーンに投影できない(?)トラブルがあったらしく、会場の中央にスクリーンを張って狭い場所で観る形になりました。

突然のトラブルで準備されていた方々にとっては大変だったと思いますが、これはこれで「ミニシアター」みたいな趣があって良かったようにも思います(^^)

昔、自宅のリビングに60インチのスクリーンを張って、ビデオデッキとプロジェクターを繋いで楽しんでいたことを思い出しました。


今回も拙いながら、感想等書いていきたいと思います。

1.妖女夜叉  (坂東組プロジェクト 坂東聖監督作品)
組織から脱退した殺し屋・ソードレディの前に追手と思われる女性が現れて…という話。
物語の序章…という感じの終わり方なのと「密殺アナザーストーリー」というサブタイトルが付いているので、続編があるようです。

来年1月の東久留米国際映画祭に『夜叉姫』という作品を出されるとのことですが、確かその作品には今回の作品の出演者は無く…というようなことを仰られていた記憶があります。間に色々と物語が入っているようですね。

2.餓鬼ハンター (シネマ愚連隊 高橋亨監督作品)
かなり古い作品(20年位前?)とのことですが、初めて観た作品です。
バイオレンス度が高く、現在だと制作が難しい…という話を上映後に聞きました。
2000年代というとつい最近…という錯覚を起こしてしまうのですが、20年前が2004年ということを考えると実は長い年数が経過していて、世の中の色々な状況や物の考え方、価値観や倫理観が異なっているわけですよね……。

言われてみると20年前って、インディーズのDVDでも結構バイオレンスというか残酷なアクション作品があったような記憶が蘇ってきました。
また「大人が演じる中学生」というのが、「どう見ても高校生に見えないVシネシリーズ」を彷彿とさせることもあって懐かしさも感じる作品でした。

3.特命探偵☆葛城アキ ~郷土の怒りをぶちまけろ~ (イチエンポッポフィルム 胤森淳監督作品)
何度か観ている作品ですが、上映前の「ロケ地の呉の風景にも注目して下さい」という紹介を聞いて今回はアクション以外にもそちらを注目して観ていました。そのせいか呉に観光に行ってみたいな…と感じてしまったり。
綿谷みずきさんの可愛らしさと凛々しさ、そしてヒロインである彼女の衣装に注目の作品だと思います。

3本の作品上映後に監督の舞台挨拶がありました。
▼左から坂東聖監督、高橋亨監督、胤森淳監督


最後、胤森監督はネタを仕込んでいたらしく黒い上着を脱ぐと…
ヒロインアクションまつりin東京では見慣れた感じのカープの応援ユニフォーム姿(確か黒田投手の背番号だった記憶があります)。


さらにその下にはロッテの応援ユニフォームを着こんでいました!

何かアクションヒロインの七変化を彷彿とさせる変化ぶりでした。
ちなみにロッテのユニフォームは種市投手のもので、これは胤森監督の「たね」とイチエンポッポフィルムの「イチ」を併せ持つお名前ということで、選ばれたそうです。

種市投手と言えば先月のCSの第3戦で、序盤から素晴らしいピッチングを披露しながらも、その好投ぶりが逆にロッテの投手交代のタイミングを逸してしまう形になって先に追加点を奪われてしまった…という試合が記憶に残っています。
相手の日ハムがクローザーを5回途中からイニング跨ぎで投げさせたりと、大胆な継投をしてきていたので(新庄監督らしさ…ですかね)、投手交代のタイミングが勝負の分かれ目になったのかなと感じる試合でしたね。

話はそれましたが後半の作品上映へ……

4.一文字沙也加 (シネマペロ 稲葉司監督作品)
二代目アイドルスナイパー誕生の作品です。
こちらも何度か観ていますが、撮影場所が埼玉の廃墟スタジオであることに今回気づきました。
上映後の挨拶で、主演の吉水翔子さんが「徹夜で撮影、撮影後にファミレスで全員でモーニングを食べた」という思い出を話されていたのが印象的でした。

▼上映後の舞台挨拶。写真中央が吉水翔子さんと山崎叶巴美さん。左端が稲葉司監督

山崎叶巴美さんは「先生役」で本作に出演しているのと同時に、次の上映作品『LAST ORDER SAMURAI』では主演を務められました。上の写真の山崎さんの隣が岡田広監督です。

5.LAST ORDER SAMURAI (HOUND PROJECT 岡田広監督作品)
前回は『決戦の日』、前々回は『BLOOD BLADE』と、ヒロインアクションまつりin東京では、毎回目を引かれるアクション作品を上映されている団体というイメージがあります。個人的にはハードなアクションが持ち味なのかな…と感じています。

今回は山崎叶巴美さんがHOUND PROJECTの週一の練習に参加されるのを機に制作が実現したという話を上映後に聞きました。
山崎さんは色々なインディーズ映画でアクションを拝見していますが、やはり一味違うと言いますか、作中でも存在感が際立っている方という感じがします。

6.AKI Agent Anjel 序章 (イチエンポッポフィルム 胤森淳監督作品)

会場でパンフレットと共に受け取ったこの紙。

イチエンポッポフィルム最新作ということで、個人的には期待が大きい作品の番宣を兼ねた短編作品でした。
物語の方向性を軽く示しつつ、主演の吉松優衣奈さんがどんな感じのヒロインなのか? そして赤いコスチュームを身にまとった彼女の雰囲気はどのようなものなのか? を垣間見る感じの作品でした。
この独特な格好良いコスチュームの吉松優衣奈さんがどんな活躍を見せるのか、楽しみがさらに膨らみました!

7.アイドルくノ一序章 (シネマペロ 稲葉司監督作品)
昨年8月に完成上映会のあった『アイドルスナイパーダブル』のスピンオフ作品でした。
もちろん主演のイ・リンさんのアクションの凄さに圧倒される内容でしたが、最初に彼女と対決する太三さんの強面ぶりが格好良かったと思います。やはりガタイが良かったり強面の男性が敵役だとヒロインアクションの凛々しさが引き立つことを実感しました。
こちらも「序章」となっているので、この先アイドルくノ一としてどんな作品が展開されていくのか、楽しみです。

▼左端から太三さん、胤森淳監督、吉松優衣奈さん、レインボーKENさん

レインボーKENさんは『AKI Agent Anjel』に出演されている方です。

吉松優衣奈さん、この笑顔の可愛らしい方がどんなアクションヒロインになるのでしょうか? ドキドキしますね(^^)


稲葉司監督と胤森淳監督。

お二人の出会いはmixiだったそうで、共に同じ広島のご出身で年齢も一緒だった…ということを話されていました。

アクションヒロインムービー界を引っ張るお二大巨頭!というのは少し持ち上げ過ぎでしょうか(^^;;)

ただ思えばこのお二人のタッグがあってこその、広島と東京でのヒロインアクションまつり開催なのですよね。

写真の端に写っているのはヒロインアクションまつりでは司会・MCを務められることが多い星野佳世さん。
この日も上映作品の紹介に舞台挨拶の司会進行にと活躍されていました。彼女の

「今日は数あるイベントの中でヒロインアクションまつりin東京2024にお越しいただきありがとうございました」

何か、この言葉が記憶に残りました。

今回は日曜日昼間の開催でしたし、確かに他の上映イベントやライブイベントとの競合という面は強かったのかもしれないですね。

そういえば前回の金曜日の夜ということで、イベントの競合ということはあまり無かったのかな…と、ふとそんなことを思ったりしました。


上映後、会場中央に張られたスクリーンが撤去されて、舞台側へ移動してのライブが開かれました。

吉松優衣奈さんは主演作の楽曲と、『tomorrow』を熱唱。

初々しさが魅力的のライブでした。

実は吉松さんは今回のイベント後に別のお仕事が入っていて、かなり時間が押していたようなのですがギリギリライブの時間までいていただいたとのことでした。この真面目さというか、そんな一面がきっと『AKI Agent Anjel』の中にも発揮されるのかな…と、上手く言えませんがそんな感じがしました。

吉水翔子さんはご結婚・出産後の復活ライブという位置づけで、多分かなり久しぶりのライブだったと思いますが舞台を完全に自分の物にしてしまうかのような堂々とした佇まいは、ブランクを感じさせない凄みがあったと思います。

『あまい罠』の時、実は会場で配布されたサイリウムを貰えなかったのですが…(汗)
久しぶりの「1、2、3、4、5、6、7、拍手拍手」の動きを楽しみました!

こういうのは手ぶらで動いても、とにかく楽しんだ者勝ちのようなものですからね。

帰宅してカメラを見て気づいたのですが、なんと吉水翔子さんのライブ写真を1枚も撮っていませんでした……(ああっ!!!)。
久しぶりのライブが楽しくて夢中になって撮り忘れていたようです。何か情けない限りです……。
まあ、この写真が無いというのも「一つの感想」の形なのではないかと無理矢理にまとめてつつブログを終わります。

 

今年2024年もヒロインアクションまつりin東京が開催されたという、幸福感(?)のようなものを感じています。

以前のように「広島まで行くぞ!」みたいになったらいいのですが……とりあえず、今年も東京でのヒロインアクションまつりに参加できて何よりでした。