今朝は久しぶりに嫌〜な感覚を思い出す夢で目が覚めました。
懐かしくて、後味の悪い独特の感覚。
なんだか忘れたくないからここに記すことにします。
場面は懐かしい高校時代。
見覚えのある生徒や先生の顔。
私はなぜだかその日、教室で米津 玄師のLemonの譜面を書いていて。笑
誰のためだか、何のためだか知らないけれどとにかくその譜面を書いて持っていて。
それ以外にもいくつか譜面を持っていたんだけれど。
鞄からそれらを取り出して、その中のいくつかの譜面をまとめてファイルに入れて、教室を出てどこかに向かいたくて。
ゴソゴソと鞄をあさっていると、幾人かの視線を感じると共に話し声が聞こえてきて。
ものすごく懐かしい感覚だったんだけど。
見覚えのある顔の生徒たち(名前も思い出せないいつの時代かの同級生)がこちらを見ながら話をしていて。
アイツあの譜面渡せよな〜、マジ寄越せっつ〜の。
って、一番後ろの席の私に聞こえるレベルの声でクスクスと話していて。
多分、その譜面を肌身離さず持ち歩かないと盗られるから、教室から持ち出すことにしたのだろうと思うのですが。(宿題的な?必要な書類なのかな?)
学生時代に体験した、この独特の空気が妙に懐かしくて。
一瞬で嫌〜な気持ちに引っ張られるというか。
でも夢の中の私は、その頃とあまり変わってはいないけれど現在の私のままそこに居て。
その頃をしっかりと思い出して、でも今の年齢の等身大の私で受け止めていて。
ばかばかしい様な、悲しい様な、可笑しくて今にも笑える様な、その時代より少しだけ余裕を持って対処出来てる様な、それでも感じる孤独は同じな様な…
単純だけど、相変わらず複雑な気持ちでその教室を後にして。
廊下をすれ違う生徒に、何故だか茶髪の太郎ちゃん(トラックメーカーね笑)がいたり、本当にその時代生徒会でお世話になった数学の先生がいたりして。
そこら辺が夢の面白いところなんだけど。
(登場人物の時代設定がめちゃくちゃ。笑)
そのシチュエーションに、何故普通にいるんだ!?と思う様な人物が絶対出て来て。笑
だけど夢の中だとそこに何の違和感も感じないという。
世界の七不思議。笑
その時の私は相変わらずで、中学時代に転校した当初くらいの私から、段々と塞ぎ込んで行った私までのグラデーションの途中みたいな状態の自分で。
太郎ちゃんに笑顔で会釈したけど、向こうは返さない。
当たり前なのかもしれないけどそれが悲しくて、どうしてこちらの挨拶を返してもくれず、目を逸らしてしまうんだろうかと、学生時代に感じていた悲しい気持ちを思い出して。(実際の太郎ちゃんは優しい素敵な人ですよ?笑 あくまで夢の中のお話ね)
でもそんなの一瞬で消えてしまうのは現在の私な状態で受け止めてて。
階段を上がると、数学の先生とすれ違って。
挨拶して『どこ行くの?』って聞かれて、どこで何するのか軽く説明するとその教室まで案内されて。
着くと、何やらもう会議は始まっていて。
その会議も何だかグダグタで。
ものすごくどうでもいい、空っぽな心持ちで参加する、懐かしくて、虚しい気持ちを思い出して。
でもやっぱりこの歳になっても、その先生にこの思いを話す気にもなれなくて。
誰にもこの気持ちをシェアすることなく、一人でずっと考えてて。
ああ、私って、いつの日かこうして経験した嫌な気持ちになる出来事や、それに対して思っている事柄を他人に話すのをやめたんだよなぁって。
他人に話していい事がないってのが一番の理由で。
きっと他人に話すと、悪気なくその話を聞いた他人たちは、
あの子こう言ってたわよ、こんなこと言うのよって、
また他人に話してしまうから。
そんな生き物と共存してるわけだし、気色悪いけどそんな他人と関わって生きて行くしかないのが人生だし。
人間というカテゴリーだけど、全く理解の出来ない生き物と共同生活を送らされてるっていうこの学生時代にずっとか抱えていた虚しい感覚を、
大人になった今でも同じ様に抱えているつもりだったけれど、
それなりに生きてきて、それなりに色々学んで、経験して、自分の考えと向き合ってきて、
蓄えてきた色々のせいで、どうやら昔と比べてその抱えているものが今の自分にとってものすごく小さいものになっているみたいで。
夢から覚めたらその抱えてるものの大きさになんだか
少しだけ余裕で『ウケるわ』って言える自分がいて。
でもやっぱり、あの当時の嫌〜な気持ちのフラッシュバックにはいくらか心が動揺していて。
変わらない私のこの想いはきっと一生物だと確信して。笑
ここに書き留めておきましたとさ。
ちゃんちゃん。
いつもこんなくだらない事ばかりな記事を読んでくれてありがとう。
『睡眠学習』なんて言ったりするけど、まさにそれだよね。
夢の中で、昔の自分と今の自分を行き来しながら確実に何かを学んでる。
人はこうして、夢の中で人生の復習をしてるんだろうね。
感情が先立ってぐっちゃぐちゃな私の頭の中を、一生懸命寝てる間に整理してくれてるんだなぁと思うと、自分の脳みそくんや心臓ちゃんに、少しだけ愛着が湧くというか。
私もまだ知らないような感情が本当はすでに心の奥底に渦巻いてるんだろうなぁって、私にとっての日常がきっと他人には計り知れない、奇怪でへんてこりんなものなんだろうなぁって、たまに思います。
それも踏まえて、この自分のスペックの低さに致し方なく向き合って、不器用なりに上手に付き合っていけたらいいなぁと思う今日この頃です。
エンストしやすいミッション車だけど、自分のペースで走ってる感じ。
大きな音を立てながら、他人の目を気にして。
どうでもいいと言いながら、色んなことを考えて。
決してスマートではない、私らしい生き方で。
きっとこれが私にとっての精一杯だからね。
ちなみに…
その教室での会議は自分が行くともう始まってて。
私はすっかり上の空で。
大事に持ってきた譜面たちを眺めては、時折窓の外に広がる空を見て、時が過ぎるのをじっと待って。
そこにはあの頃と何も変わってない今の私が確かに座っていて。
起きた出来事を学校にいる誰にもシェアせずに、一人で今にも腐れそうな自分を隠すために誰に対しても愛想良く振る舞えない昔の自分を彷彿する様な、そんな夢の終わりでした。
あの後の私はどうしたんだろうか。
きっと今の私だから、一人でどっか行くんだろうな。
私が私で居られる、私だけの場所に移動して、その譜面を書き直したりするんだと思う。
今も昔も変わらない気持ちを持ったまま。
…今日も一日頑張るかっ。
ではまた明日。