ーMY人物事典ー
A子編
A子の生い立ちはかなりハードだ 具体的には省略するけど、とにかくいろんな不幸が次から次へと彼女を狙い撃ちして、幼少の頃から引っ越しを繰り返し、心に病気さえ宿してしまった
ハッキリ言って見てくれがいいワケでもないしヘンテコリン(死語)なファッションや髪の色やその独特な雰囲気のせいで人には敬遠されがち だというのは僕の推測だけどあながち間違いではないと思う
どこで拾ってくるのか?わからんけど、いつもロクデモナイ男と付き合ってヒドイ目(笑えない内容)にあっていた
まぁ病気だから“心に隙間がある”って表現が正しいかどうかは分からないけど仮にそれを隙間と呼ぶならそこにはギッシリ絶望が詰まってる感じだった
どっかのビルで起きた飛び降り自殺の話をしてた時に自殺者の心理を見事に言い当てたのはA子が同じだったからかもしれない
A子に降り掛かる不幸の半分は自業自得なのだと
それに気付かない限りもっともっとヒドイ目に会うのだと
まず個性だと思い込んでるそのナリから直せと
ちゃんと仕事からしろと
偉そうに進言してたら泣いてしまったので もう何も言うまいと心に決めた(世間様は“男が女を泣かした”という部分しか見ない)モロモロのシガラミがあったのだけど普通に考えても大きなお世話でお節介だわな…
久々にA子と話をした
昨夜レイプされたと言う
朝方まで警察で事情を話たり即効性のあるピルを飲んだり…
次の日、仕事に出て平然とそれを僕に話したりしている
僕は別に同情はしない やはり少しは本人のせいでもあったのだ(危ない場所で遅くにフラフラするべきじゃない)
ただA子にとってはレイプもいっぱいやってくる不幸の一つに過ぎないのか と思うと切なかった レイプしといて平然と過ごしてるゴミがいると思うと一日胸クソが悪くて仕方がなかった
そして僕にしてやれる事なんて結局実のとこ何もない 何かしてやれるとしたらきっとそれなりの覚悟が必要でそんな覚悟が何とも思ってないA子に対して出来る程僕の心は広くないのだ …
もしかしたらA子は本当は全然平気じゃなくて明日死ぬかもしれない
結局、この先も普通に生き続けるかもしれない
A子は後者を選ぶと僕は思う でももし前者を選んだら僕は今のままでいられなくなるかもしれない
「人の話を聞くのは相手の人生を背負い込むこと」だと言ったのは自分なのだ
そして明日が来てしまう...
PS今日は朝から飛び降りのニュースを聞いたり人身事故で電車が停まったり“六種類の薬を服用して朦朧としてるんですぅ”って言われたり取引先の経営状態が思ってた以上に危ないと聞いたり … タフな一日だった
じゃ済まねぇな