COCCOは稀に見る天才だったと思う



「だった」と思う





天才には

生まれてから死ぬまで天才であり続けられる類のモノと

途中で枯れ果ててしまう類のモノ

の二種類がある とか言う…



COCCOはその後者だったと勝手に思う … 

新作を出すごとに無くなりつつある何かを感じながら 大きくなる一方の期待に答えようともがき苦しんでいたんじゃないかと…作品から感じずにはいられなかった



タモリさんの音楽番組を生放送途中で帰ってしまった頃の彼女は自分の中にあるギャップに追い付けず

天才と呼ばれた多くの芸術家がそうであったようにドラックにはしったり、自ら命を絶ったりするんじゃないか?と また勝手に思ったりしていた







精神的に多少何かはあったかもしれないけど…

しかし彼女はイキイキと そしてどこかスッキリとして 生きて音楽の世界に戻ってきた

人として女の子として見た時に本当に良かったと思う



でも…

あくまで僕の見解でしかないけど(まぁいつもの話だ)戻ってきた彼女の音楽は普通だった

凄く良いのだけど決定的に何かが“普通”としか感じられなかった…


そこにはナイフで刺されるような感覚はなりを潜め、代わりにどこにでもいる女の子の「決定的な普通」が真ん中にきていた









って事で

「強く儚い者たち」-COCCO

彼女の初期の曲(COCCOは作詞のみ)この詩は聴く側を圧倒した

僕も見事にメッタ刺しにされ吹っ飛ばされた …



サビ

飛魚のアーチをくぐって

宝島が見えるころ

何も失わずに

同じでいられると思う?



人は弱いものよ

とても弱いものよ





2番サビ

飛魚のアーチをくぐって

宝島に着いた頃

あなたのお姫様は

誰かと腰を振ってるわ



人は強いものよ

とても強いものよ







大きいモノを得るのなら

失うモノも大きい


でも大丈夫...



そういうのをサラリと誰も使わないような言葉で表現していた

この頃の彼女の作品は何か計ったりしなくても

身を任せておけば吸い込まれてしまうような感覚があった

“あった”



本当に名曲だなぁ

切ない…







何も失わずに

同じでいられると思う?



思いません…