クラスメートの反応 | 場面緘黙症(かんもく)の幼稚園児 〜アメリカの幼稚園での記録〜

場面緘黙症(かんもく)の幼稚園児 〜アメリカの幼稚園での記録〜

場面緘黙症(Selective Mutism)を持つ年中(4歳)の男の子の記録です。アメリカの幼稚園に通っています。緘黙症について完全に無知だった私。場面緘黙症の兆候、診断、その後を綴っていきます。音楽と楽器が大好きな男の子です

次男のクラスメート(4歳、年中さん)の最近の反応について記録程度のまとめておきます。

園生活というのは本当にわからないもので、先生から聞くお話がメインなのですが、幸い我が子たちは同じ学校に通っているのもあり、長男からも様子を伺うことができます。

ちなみに我が家は、私立の幼・小・中一貫校に通わせていて、長男は小学部に在籍します。

さて、その長男。

度々私にこう報告してくれるのです。



「今日、⚪︎⚪︎のお友達にトイレであったよ。そして、⚪︎⚪︎のこときいたの。そしたら、⚪︎⚪︎がお話できる場所と、お話できない場所があるのはなんで???って聞かれた。どーやってこたえたらいい??」



確かに難し質問かもしれないです。

でも、4歳といえども、その子はとても観察力があるのか、気づいてしまったといいますか、よくわかっています。

園庭ではお話してくれるのに、いつも移動の時間には話してくれない、といったそうです。

移動の際は、必ずラインアップと言って、整列させられます。

そしてきちんとまっすぐ立って、と言われます。

その段階から緊張がはじまるのでしょう。

そのお友達曰く、次男は話せなくなるようです。

また、クラスで輪になって先生を囲んでお話する際、例えば朝の会だとか終わりの会、全くはなせなくなる、と。

⚪︎⚪︎はどう思う?と言われたら、全く声が出ないみたい、と。

他の子供達も気づいているでしょう。

これについては、先生と来週の懇談の際に相談して、先生のご判断にまかせます。

子供達それぞれに次男の症状を伝えてもらうのか、もしくはその次男と特に親しいお友達にだけ、そっとお話して頂くのか。

それは先生のお仕事でもあるかと思いました。

ちなみに、そのお友達のご家族はとても静かな方達で、まだお母しさせていただいたことがありません。

だから、急にこちらからそんな話を切り出すのも申し訳なく・・・

私がそのお子さんに、そのお話を持ち出すのも、ちょっとややこしそうですので、先生に相談いたします。

「いじめ」につながらないように、そして次男がみじめな思いを毎日毎日しなくても良いように、と願わずにはいられません。

セルフエスティーム(自信)が低下する原因の一つが、このようなお友達の何気ない言葉だったりもします。

だからこそ、きちんと情報を伝え、理解してもらうことも大切かと思います。

このようなこともある、このような子もいるというのを、この機会に子供達に知ってもらうことも素晴らしい勉強の一つでもあるはずです。

そこはまさに先生の腕次第でもあるのでしょうが。

先生を本当に頼りにしています。