場面緘黙症の次男 | 場面緘黙症(かんもく)の幼稚園児 〜アメリカの幼稚園での記録〜

場面緘黙症(かんもく)の幼稚園児 〜アメリカの幼稚園での記録〜

場面緘黙症(Selective Mutism)を持つ年中(4歳)の男の子の記録です。アメリカの幼稚園に通っています。緘黙症について完全に無知だった私。場面緘黙症の兆候、診断、その後を綴っていきます。音楽と楽器が大好きな男の子です

場面緘黙症ってご存知ですか?

私も旦那も、つい最近まで全く聞いたことがありませんでした。

そんな私がこのようなブログを作るに至ったのは、次男(4)の場面緘黙症がきっかけです。

同じように悩まれている方、もしくは教育や医療関係者に少しでも見ていただけたらありがたいな、と思い開設しました。

・・・でも、堅苦しく書くのは敢えてやめて、ざっくばらんに柔らかく書いてみることにしますにひひ

いろんな方に知っていただくためにも、次男の症状、日々のことなどを記録していきます。



場面緘黙症についてはまた詳しく書いてみたいのですが、簡単に言うと・・・


家では普通におしゃべりできるけど、外ではお話できないあせる


ただ、個人差があって、学校で全くお話できない子もいれば、お友達とはお話できるけど先生とはお話できない、校庭ではお話できるけど教室内ではできない・・・と様々みたいです。

それに、ただの恥ずかしがり屋(シャイ)とは全く別物で、家庭外でおしゃべりしない期間が1ヶ月以上とかなり長い期間の症状を持つときに疑われます。

ちなみに、我が家の次男ですが、年少さんの時は全く話さず、カンドウという体が動かせ無くなる状態もありました。

年中の今は以下のとおりです。


・家の中では普通。むしろ、とっても声が大きくてにぎやかな男の子クラッカー
・学校では、どの先生とも一切お話もできず、目を合わせることもできない目
・ただ、昨年と打って変わって今年からクラスメートの同年齢の子たちとはお話したりお遊びできるようになった
・それでも、教室内や学校内では先生とは一切お話できず、すべてジェスチャーのみ。教室内でみんなの前でお話することも全く無理汗
・幼稚園の音楽の時間、スペイン語の時間(それぞれ週1回ずつ)では、何も歌わず、踊らず、言わず叫び ただ、ぼーっと見ているだけ。(見学者?)



昨年度まではとてもひどい緘黙症状があり、これについてはまた別で書いてみますが、今年(アメリカでは9月~が新学年なんです)から、園庭でも教室内でもお友達とお話できるようになったみたいで、先生も喜んでくださっています。

ただ、上にも書いたように、教室内でも園庭でも、先生には一言も声を出しません。

その代わり、先生の肩をたたいて、先生に振り向いてもらい、指をさして欲しいものやとって欲しいものを訴えるみたいです。

お返事も当然できませんので、首を縦にふるか横にふるかコウテイペンギンヒナ (ペンギンみたいでしょ?)

また、朝の登校時、お昼の下校時も、当然先生には声を出せませんので、朝は先生から「おはよう!」と声を掛けられても、


無視!!



帰りはちょっとだけマシなのですが、左手を小さくバイバイと振るだけパー

帰りはちょっと慣れているからか、先生の目を少しは見ようとします。(でも朝はテンパるからか、完全に無視してすっ飛んで園庭に駆け込んで行きます!)

こんな症状の次男です。

また、次男は唯一のおけいこ、楽器の学校にも週2回通っているのですが、水曜は個人レッスン。土曜はグループレッスン。

これもまた書いてみますが、クラスメートにも先生にも一度も声を聞いてもらえた試しがありません!

もうかれこれ8ヶ月経ちますDASH!

こんな感じの次男。

仮診断はでたものの、本格的な検査はまだ来月以降の次男です。

大きな大学病院でみていただいて、再度、園の先生方や関係者に理解を求める予定です。



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