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2023年10月 肝転移ありの大腸がんステージⅣと診断
2023年11月 抗がん剤治療(XELOX療法)開始
2024年1月 腸閉塞回避のためストーマ設置
2024年3月 XELOXに加えアバスチン投与開始
2024年夏 北米から日本に帰国。それに伴い転院
2024年9月 頭蓋骨転移発覚
2024年10月 頭部放射線治療終了
2024年12月 XELOX療法からIRIS療法へ変更
2025年1月 イリノテカンのみへ変更
2025年3月 背骨転移発覚
2025年4月 背骨放射線治療終了
2025年4月 治療薬をイリノテカンからロンサーフへ変更

2025年4月 食道静脈瘤出血
2025年5月 再度頭蓋骨放射線治療

眠いのは薬のせい、と、ぐうたらしています。

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5月14日に無事退院。
この時タクシーで帰宅したのだが、背もたれにもたれた姿勢がいけなかったのか、または3週間の入院生活の影響か、その後数日間、背中の痛みを筆頭に全体的に痛みが強かったり怠かったり、食欲不振が続いた。
時間が経ってリズムが出てきたが、痛くない間はとにかく眠い。それだけ強い薬を飲んでいるのだろう。

でも、お風呂に入ったり、家族とおしゃべりしたりしていると特に、あ〜〜家って良いなあ♬としみじみ感じる。

とにかく出血だけには気を付けて生活しなければ。

次の診察(20日)の予約は朝早い時間帯だったので、満員電車も不安、かと言ってタクシーもまた背中が痛くなりそう、と思って、ラッシュアワーにぶつからない昼前あたりに時間を変更してもらった。


20日は血液検査の後、M先生の診察。血液の値は無事保たれていて、しかも血小板の値はかなり上昇(改善)!

でも念の為、出血や出血が止まらないなどの副作用があるアバスチンの投与は中止、抗がん剤は飲み薬のロンサーフだけでやっていきましょう、ということになる。


現在、抗がん剤と胃腸関係の薬以外で処方されている痛み止めは、

・カロナール500mg(1日4回)、

・オキシコドン50mg(オピオイド系鎮痛剤・1日2回)、

・オキノーム17.5mg(オピオイド系鎮痛剤・頓服・前回の服用から1時間以上空ける)

の三種類。

幸い頓服のオキノームは1日2回ほどしか服用せずに済んでいるが、その他だけでもとにかく毎日眠い。幸い薬がよく効くので、眠くなくて元気な時は、買い物や家族と軽い外食などに行けるほど元気なのだが、ちょっと無理をするとすぐに翌日の怠さや痛みにつながり、頓服薬の回数も増える。そうして眠い時間が更に増える。

元気だからアレやろうコレやろう、ということがなかなか出来ないでいる。


焦らず、ゆっくりゆっくりペースを掴んで、回復に努めよう。
食事に気をつけているからか、幸い吐血や下血などは一切なしで来ている。



余談①
看護師さんたちの仕事ぶりを見ていると、テキパキと効率的に何でもこなし、いつも優しく、元気で笑顔。本当に頭が下がる。

小さい頃病弱で入退院を繰り返していたという夫の妹が、その姿に憧れて看護師になったと聞いたが、その気持がすごくよく分かる。

そんな話を担当の看護師さんに話したら、「ああ、私も割とそのクチです(笑)」と仰っていた。


余談②
がしかし、今の若い人たちはみんな小綺麗でお化粧も上手でお肌もつやつや。その上、看護師さんはひとつに纏める髪型が多くマスクもしている…、ので、ナースさんたちの顔が皆同じにみえる。

名前を覚えるのは断念した。

 




余談③
病気になったこと自体はもちろんとても嫌だけれど、不幸になったかと言われると、実は毎日毎日の幸福度という意味で言えば、私はいつもそんなに変わっていない気がする。(告知の前後あたりなどはやはり辛かったし大変だったが。)
更に、病気と命、という大きなテーマを突然突きつけられたことで、ちょっと目が開いたような、世の中を少し俯瞰して見られるようになったような、大事なことに気づくきっかけをもらえた気がしている。

でも、今は体がそこまで辛くないからそんな悠長なことを言っていられるのかもしれない。




♫  おまけの写真コーナー  ♫

ネタ切れでまたアメリカの写真を。

サンディエゴにある「ホテル・デル・コロナド」。マリリン・モンローの映画『お熱いのがお好き』のロケ地になったホテルで、歴代の米大統領も泊まったという。