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2023年10月 肝転移ありの大腸がんステージⅣと診断
2023年11月 抗がん剤治療(XELOX療法)開始
(現在18サイクル目)
2024年1月 腸閉塞回避のためストーマ設置
2024年3月 XELOXに加えアバスチン投与開始
2024年夏 北米から日本に帰国。それに伴い転院
2024年9月 頭蓋骨転移発覚
2024年10月 放射線治療終了
2024年12月 XELOX療法からIRIS療法へ変更 

体調の波はあるけど、 今のところだいたいとても元気に、
ほぼ以前通りの日常を送っています。
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2人の先生から、IRIS療法の副作用として確実に脱毛が起きると言われたので、IRIS療法が始まる前日、乳がんサバイバーの友人に教えてもらったウィッグ屋さんへ。
ナースの方に、「ウィッグもいろいろあるんですよ。ネットで買った3000円くらいので済ませちゃう人もいるみたいですし」など言われたが、迷っているときりがないので、友人の抜群の買い物センスを信じて、他のお店は一切見なかった。

店員さんはとても丁寧で感じが良く、こちらも欲しいものははっきりしていた(単に今まで通りの髪型で良かった)ので話はスムーズに進み、1時間ほどで決定。

既にあったサンプルから一つを選び、色を普通の黒にしてもらい、ちょっとカットしてもらうことに。

1週間後の12月25日に出来るという。ちょうどクリスマスプレゼントになった。





 

サンプルを被った姿でいろんな方向から写真を撮ってもらったが本当に自然で、以前の私みたい。母はその写真を見てウィッグの写真だということが分からず、なんの写真を送ってきたのかと思ったそう。
両親から、ウィッグ代は出してあげるから好きなのを選びなさいと言ってもらっていたが、全額はちょっと申し訳ないので半分甘えることにした。しかし元の値段から医療サポート割引(?正体不明だけど2割)、住んでいる市区町村の補助金などを差し引くと、元の値段の半額ほどに。場所によっては補助金が出ないところもあるという。ありがたい。

1週間後、ウィッグを取りに行く。オーダーしたものをいざ被ってみると、ボリューム多めでいかにも「ウィッグでござい」という感じで一瞬焦った。。

でもそれは意図的に長めに(多めに)なるよう切ったものであって、そこから、ここをこんな感じに、とカットの指示を出して、3度ほど別室に持って行ってカットしてもらい、最後には理想通りの素敵なウィッグに仕上がった。(多分、美容師の免許が無いのだろう、被ったままカットしてもらうことは出来なかった。)


やはり、ある程度の歳になると、あまりにボリュームがあるのも(更にツヤツヤ)不自然になるのが分かった。

シャンプーやトリートメントなどのアフターケアなども数回分無料で受けられ(レクチャーしてもらえ)るそうで、また今後、頭蓋骨転移の名残である頭のコブが小さくなっても、サイズ合わせもしてもらえるという。

自治体への補助金申請の書類も用意してもらえて、至れり尽くせり。

出来上がったウィッグもあまりに素敵なので、そのまま付けてお店を出て、買い物などもして電車で帰宅。

これで髪の毛が抜けるのも楽しみに思えるようになった。


余談
が、しかし。
IRIS療法を開始して1ヶ月以上経ったが、未だに髪の毛は抜ける気配なし。改めて副作用の冊子を見たら、治療開始後2週間から数ヶ月で抜け始める、とあったので個人差なのだろう。放射線治療の時は、2週間後くらいに抜け始めると聞いていたのに1週間で抜け始めたので、早めに作ったのだが。
埃よけのため、ウィッグ屋さんが「治療が終わったら、これに仕舞ってくださいね」とくれたウィッグ用の箱に、今のところ仕舞ってある。
ウィッグ屋さんにはがんのステージなどの話はしていないが、まあ、治療がいつか終わって、無事この箱にウィッグを仕舞う日が来ることを願って。


♫  おまけの写真コーナー  ♫


現在の手。一時(特にアメリカで治療していた8ヶ月間)は、手のひらは真っ赤でアカギレでボロボロ、爪は割れてガタガタでなおかつ黒く、手の甲も黒ずんでいたけど、現在はこんなに綺麗に。

保湿クリームと手袋はまだ必要だが、爪は親指が少し黒ずんでいる程度。治療法とか、その他の薬とか、ストレスとか、いろいろ関係しているのだろうか。
手袋を取って、マニキュアを塗ることができるようになる日も近いかな?