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2023年10月 肝臓へ転移ありの大腸がんステージⅣと診断。

2023年11月 抗がん剤治療(XELOX療法)開始。

(現在13サイクル目)

2024年1月 腸閉塞回避のためストーマ(人工肛門)設置。

2024年3月 XELOXに加えアバスチン投与開始。

2024年夏 北米から日本に帰国。それに伴い転院。

 

今のところとても元気に、ほぼ以前通りの日常を送っています。

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日本で最初のキモセラピーが始まった。トータルで11サイクル目となる。

日米の違いなのか、病院の違いなのか分からないが、いろいろな違いがあった。

 

アメリカでは一日仕事だったのに、日本では3時間ちょっとで終わるという。その前の検査などがあるので結局5時間以上かかったのだが、それでも短い。

何が違うのかと思ったら、マグネシウム、カルシウム、フラッシングの投与がないという。アバスチンでマグネシウムなどが失われる可能性があるけど、ウチでは投与しませんよ、と説明を受ける。(アメリカではアバスチン投与を開始する前からマグネシウムなどを投与していたが。)

 

また、アメリカでは4時間かかったオキサリプラチン投与が、日本では2時間。

今回の投与量の基準値は130mg/m²(体表面積)だというが、アメリカでの減薬後の投与量の基準値は75mg/m²。

ネットで調べると130が標準の基準値のようなので、日本では元に戻してくれたのだ。増えたにも関わらず時間は半減。4倍近いスピードで入れた?

 

 

アメリカでのキモセラピー(10時間)
7:30 病院到着。点滴室へ直行。体重、血圧、熱などを計測、血液・尿採取。問診。
9:00 点滴GOサインが出たら、マグネシウム・カルシウム・投与、フラッシング。
10:30 アバスチン投与開始
12:00 オキサリプラチン投与開始(ランチが出る)
16:00 カルシウム・マグネシウム投与、フラッシング
17:30 終了

※最初から最後まで同じリクライニングチェアに居て、パソコンの電源も確保できるのでいつでも仕事ができた。

日本でのキモセラピー(5時間半)
12:00 病院到着。診察券での自動受付を済ませてから、点滴室の近くで体重・血圧を自分で測定し、結果を提出。然るべき場所に移動し採血採尿
13:30 担当医から検査の結果を聞く(その前後は待合室で待機)
14:30 点滴室に移動し、アバスチン・オキサリプラチン投与
17:30 終了

 

※パソコンの電源が確保できず、また点滴時間が短いので仕事は出来ず。2回目以降はPCは持っていかなかった。

 

 


 

因みにカペシタビンはアメリカでは1錠500mg(でっかい!)で、元々朝晩3錠ずつ、一日3000mg服用だったが減薬して一日2000mg。日本では1錠300mgなので、朝晩4錠ずつ、一日2400mgになった。

キモセラピー前に血液検査をするのはアメリカと一緒だが、アメリカではアバスチン投与に必要だった尿検査は、F病院では毎回ではない。

そして、アメリカではアバスチンは2週間毎だったがF病院では3週間毎なので、オキサリプラチンと同じタイミングで投与してもらえる。これはありがたい。

 

 

※10/10追記

日本でもアバスチンとオキサリプラチンの間に吐き気止めの点滴があった。更に点滴前に吐き気止めのカプセル(アプレピタント)を飲んだ。

アメリカでは吐き気止めの点滴は無かったが、点滴の前にいろいろな錠剤やカプセルを飲まされた。吐き気止めや睡眠薬的なものなど含め4〜5種類。覚えていられないくらい。

 

 

♫  おまけの写真コーナー  ♫

ファストフード店の出口の看板「入ってはいけません(こちらは出口です)」の下に「太るよ」の落書き。

(日本での写真は載せづらいものが多いので、アメリカでの写真で失礼します。)