抗がん剤治療が始まったのが2023年11月6日。記録を見ているとそれからの二ヶ月は、食欲増進と体重管理と便秘改善のことが中心に書かれている。

※この間、2サイクル目、3サイクル目の抗がん剤治療を行っているが、1サイクル目よりもずっと副作用が少なく、特記すべきことがないくらい順調に進んだ。副作用は本当にひとそれぞれ。

 

抗がん剤治療開始後の変化として、苦手だった甘いものが何故か食べられるようになったというのがあるのだが、食欲がない時のカロリー源として、チョコレートがとても重宝した。ご飯が食べられない時もM&M'sならずっとつまんでいられた。

 

しかしある日ナースが、食事カウンセラーから電話があるはずよ、と言うので、カウンセリングが必要なの?と聞いたら、抗がん剤治療中はスイーツは駄目とかいろいろあるらしいわよ、と。

慌ててチョコレートを控え、なるべく普通の食事でカロリーを摂ろうとするが、なかなか多くは食べられない。しかも、便秘も酷いので野菜を多く摂ろうとすると、更にカロリーが摂取できない。便秘が酷くなると更に食欲が落ちて体重も落ちる、という負のスパイラルに。(がん自体がエネルギーを消費するので、普段よりも食べなければいけないという説も。)

 

しかし食事カウンセラーからの電話で、甘いものでも食べないよりはマシ、とのありがたい言葉をいただいた。別の日のドクターAとのミーティングでも同じことを言われたので、心置きなくM&M'sを頬張る。

 

 

 

そのドクターA(腫瘍科の担当医)とのミーティングでは、

 

・血液検査の結果がとても良く、治療が効果を上げていると言えること

・追加で分子標的薬アバスチン(Avastin)の投与が可能だと分かったこと

・痛み止めをAdvilではなくてTylenolに変えること(Advilは出血につながる)
・鉄分を食事から摂ること(サプリメントは便秘につながる)
・マルチビタミンを摂ること

 

なども言われた。効果が数値で表れるとやはりとても嬉しい。(ドクターAもとても嬉しそうだった。)早速家族にテキスト。

腫瘍自体はあまり小さくなっていないが、数値とはタイムラグがあるから気にしなくて良いとのこと。

 

 

 

ただ、便秘がなかなか治らず酷くなる一方。大量の水も食事療法も効かない。処方されているPolyethylene Glycol(粉)とDocusate Sodium(カプセル)を目一杯飲んでも効果がない時も。市販のものを追加で飲んでみても効いたり効かなかったり。とにかく腹痛が辛い。

 

私の大腸のがんは横行結腸にあるのだが、そのあたりが固く膨らむ傾向があるので、がんが邪魔をしているのかもしれない。原発がんを摘出できるとしたら、肝臓の転移がん摘出の後となるらしいので、いつになることやら。それまで延々とこの戦いが続くのか。

 

…と思っていたら、予想外の方法で解決に向かうことになったのだった。

 

 

 

♫  おまけの写真コーナー  ♫

Costcoで買った特大M&M's(約1.7kg超)と、特大Tylenol(290錠入)。

Tylenol購入後に痛みがなくなり、結局一度しか服用していない。(ずっと飲み続けなければいけないと思っていた。。)