妊娠中の症状と身体の変化(2):頻尿について①


頻尿は生理現象なので

完全に症状を改善することは難しいですが

いくつかの対策をご紹介します。



対策1:利尿作用のあるものの摂取を控える

代表的なものはコーヒーや緑茶。

それらの飲み物には利尿作用をもつ

カフェインが含まれていますので、

頻尿を助長させやすいですね。

頻尿が辛い方は、

カフェインレスの飲み物に

切り替えてみましょう。



対策2:体を冷やさない

体が冷えると、交感神経優位となり

膀胱を収縮させ頻尿の原因になります。

夏場の場合は、冷房下での冷え対策も

万全にしましょう。

湯船にゆっくり浸かるも◎



対策3:水分は制限しすぎないで!

妊娠中は新陳代謝が活発になり、

汗をかきやすい状態です。

トイレの回数を減らそうと水分を控えると、

脱水症状や尿路感染症などを

引き起こす恐れがありますので、

極端に水分を控えることはやめましょう。

頻尿で夜に何回も目が覚めてしまう場合は、

就寝前に水分を摂りすぎないように

気を付けると良いと思います。



対策4:尿もれ対策も万全に

妊娠中に尿意を感じる際、

じわじわと尿意を感じるというより

一気に尿意がくる感じはありませんか?


数秒前は尿意を感じていなかったのに

突如として「トイレ行きたい!」となり

尿意を我慢しづらいというのも

妊娠中の方の特徴のような気がします。


すぐにトイレに行ける状況で

あれば良いのですが、

行けない場合は、尿もれに繋がったりもします。


そういう症状でお悩みの方は、

尿もれパッドを使用することも

考えてみましょう。

尿もれパッドに抵抗がある場合は、

吸水性のあるパンティライナーなどを

利用すると良いでしょう。



対策5:トイレットペーパーを上質なものに変える

排尿回数が増えるとトイレットペーパーで

お股を吹く回数の当然増えます。

トイレットペーパーの摩擦で

外陰部がヒリヒリする方もいらっしゃいます。

花粉症の方が鼻をかみすぎて、

鼻の下がヒリヒリする現象と同じです。


ですので、

トイレットペーパーを柔らかい上質なものに

変えることをお勧めしています。


対策6:膀胱に圧を加えないよう姿勢に気をつける

猫背になると子宮で膀胱を

圧迫しやすくなります。

背筋を伸ばして過ごしていただくだけでも

膀胱への圧が若干変わってくると思います。

特に座り姿勢に気をつけていただきたいです。




という感じでしょうか?

頻尿も度を越すと本当に辛い症状です。

対策をして頻尿とうまく付き合いましょう。