少女革命ウテナ。ウテナとアンシー | 関西の人の備忘録

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少女革命ウテナ。この作品がテレビで放映されていた時、私は小学5年生。当時の私は、「女の人同士が手を繋いで、密着してる。何これ?おそらく見てはいけないやつだ」という思いがあった。この思いがあるため、当然見ていない。しかし、今でもネット上では人気があるし、何か女性問題の事件があると、この少女革命ウテナを思い出す自分自身がいる。ずっと頭の中に、このウテナって何なんだろう、という感覚はあったので今回、全話見ることにした。

天上ウテナの荷が重すぎる。幼少期に助けてもらった、王子様が大きくなって、追い込んでくるし、アンシーは友達だと思っていたら、裏切られるようで裏切られない。命を絶とうとするアンシーを助けるウテナがいたり。王子様のあきおさんに、体を許してしまうウテナがいたり。最後はウテナはみんなに忘れ去られ、アンシーは兄のもとを離れたりと、色々ありすぎ。

 

終盤の追い込みがヤバすぎる。これは、アニメ放映25周年で祝われるほどの人気があることに納得した。私がウテナに感じたことは、人に尽くし続けていても、その場からいなくなれば、みんなから忘れ去られる。さほど世の中の流れも変わらない。だが、ひとつだけ変えることができたのは、アンシーの心。一人の女性の心は変化を起こせたこと。たった一人の心だけか、と言われたらそうなんだけど、ウテナ自身はアンシーのことだけ助けれたら、他のことはどうでもよかったんだと思う。

私も、そこまで全力になれることがあるだろうか。そしてその全力になれることは、人の心を変えることはできるのだろうか。ウテナのように命懸けじゃないと無理なんだろうな。そこまで力を出せるかはわからないけど、気持ちはウテナに負けないくらい頑張っていこう。