タダほど怖いものはない | 下関のセンターの犬猫レスキュー活動をしている 『ディ・アンク』のブログ

下関のセンターの犬猫レスキュー活動をしている 『ディ・アンク』のブログ

センターに収容された犬猫を助ける下関のセンターの譲渡制度登録団体です。市民相談や保護依頼は受け付けていません。https://www.facebook.com/diankshimonoseki/ 
寄付受付先◎山口銀行 新下関駅前支店  普通預金 5118198 動物愛護ボランティア団体 ディ・アンク

センター収容の負傷猫について、エンシアさんから先ほど情報提供がありました。
 
この子は新垢田中央公園で痙攣起こしていて、誰かが段ボール箱に入れてくれ、それを発見した人が動物病院に連れて行ったそうです。(エンシアさんとその人が話をしています)
 
そしたらその動物病院の獣医さんがこの子の保護主さんに対して「あなたはこの子が生きれたとしたら飼うつもりがありますか?」と聞いてきたと。
 
「もし飼うつもりがないのであれば、治療費は要らないからこの子をここに置いていきなさい」と言われたと
 
そう獣医さんに言われたら、皆さんどう思いますか?
 
「なんて良い動物病院なんだ!引き取って治療してくれるんだ!素晴らしい!!」
 
と10人いたら9人は思うと思います。
実際、その保護主さんもそう思ったようです。
 
でも、現実はそんな良いお話なんかではありません。
 
下関のセンターのホームページをご参照願います。
「負傷犬猫を発見したら」
 
獣医師会のリストが載っています。
そこに連れて行けば無料で応急処置をしてくれますとあります。
 
でも、その後はセンターに収容されます。
センターは保健所です。
収容された負傷犬猫は、センターでは治療が続けることはできません。なので告示期限内に飼い主さんが引き取りに来なければ殺処分されるケースとなる可能性が大変高いです。
 
獣医師会の獣医さんたちはそれをご承知なのか?
 
私はセンターに収容された犬猫たち、センターでは治療が不可で殺処分するしかない犬猫たちを、獣医師会以外の動物病院で治療してます。
 
その理由は市民がこの市のシステムで獣医師会の動物病院に負傷犬猫を発見して連れて行って置いて帰ったとしても、応急処置のみされた犬猫は怪我をしたまま治療ができないセンターに収容されてしまうからです。
 
なぜ私が獣医師会以外の動物病院に連れて行くかと言えば、ボランティアに協力してくれないからです。市内すべての動物病院を回ってきいたわけではありませんせんが、何軒もまわって協力病院になっていただけないかと聞いてまわりましたが、すべて答えはNOでした。それで諦めました。協力してくれている動物病院は2軒だけでどちらも下関の獣医師会には所属していません。
 
負傷猫を見つけたら、獣医師会の動物病院に連れて行き、無料で応急処置をしてもらい置いて帰れば、連れて行った人には医療費は請求せずに、センターに動物病院は請求できます。
 
だから無料で治療するからと引き取った獣医師会の動物病院が優しいとかスゴイとかいう見解は間違っています。彼らは応急処置をして下関市からちゃんと医療費をもらっていますし、引き取った犬猫たちは殺処分される保健所に収容されていますから。
 
そのどこが素晴らしいのか私たちボランティアには理解がまったくできません。
 
だからといって悪いシステムか?といえばなんとも答えようがありません。
 
これだけは確かなんですが、そういう犬猫たちを最終的に助けているのは私です。私が引き出さない限りは殆んどが殺処分されてしまいます。センターで治療できない負傷犬猫たちは、その殆どを、私が引き出して治療をし、里親探しをしています。医療費が毎年300万円近くかかっているのはそのためです。
 
その医療費は全国から寄付を集めています。つまり最終的に下関市民がセンターに持ち込んだり、獣医師会の動物病院に置いて行った犬猫たちは、私を介して全国の有志が助けてくれているのです。
 
獣医師会の動物病院さんも含めて下関市民はその事実を知っておいてください。
 
けして下関の獣医師会が無料で引き取り治療をして助けてくれているわけではありません。誤解はしないでください。みなさんが獣医師会の動物病院の言われるままに置いて行った犬猫たちは最終的に殺処分されるセンター(保健所)に連れて行かれます。
 
下関市の行政のこういうシステム、なんか本当に変なんですよ。
 
私が市民相談受けないのもこれが理由です。
だって、市民が動物病院に負傷犬猫たちを置いて帰りますから。
その子たちは結局センター収容になりますから。
そして最終的に殺処分にされることになりますから。
 
その子たちを助け続けている私がこの活動を引退したら、もう誰もお金がたくさんかかるセンター収容の犬猫たちは助けられないですよ。。。
 
いえ、私もあまりにたくさんの負傷犬猫たちがセンターに市民や獣医師会の動物病院から持ち込まれると全てを助けることは不可能になります。当たり前ですよ。。。個人なんですから。ボランティアなんですから。。。限界あります!!
 
今はちょっとこの子の話を聞いて頭に血が上っているためとりとめもなく私のずっと感じてきた思いを書いていますが。。。
 
下関市民があまりにも下関市のセンター(保健所)のシステムを知らなすぎるし、みなさん目の前で起きた事に対して自分の良いように解釈されて終わるので。。。
 
現実を書いてます。
 
この件で何かあれば私に連絡下さい。
センターにクレーム、獣医師会の動物病院にクレームされると私は活動が停まりますから!!
 
市のシステムが本当におかしい💦
何にもわかってない人たちが予算を組んでる💦
現場の意見を聴かないから何にも知らないで、システムだけよさげな感じで作ってしまって、逆効果を市民にもたらしてる💦
 
この不満というか憤りというかどうしようもない気持ちを私はどこにぶつけたらいいですか??
 
最後にこの件に関しての下関市の行政のシステムをまとめます
 
1.負傷犬猫たちを発見
2.獣医師会の動物病院へ連れて行く
3.獣医から飼育するのか否かを訊かれる
4.飼育は出来ないと答えると、治療費は要らないから置いて行けと言われる
5.動物病院は応急処置だけしてセンター(保健所)に引き渡す
6.センターには治療システムはないので告示期限内は最低限生かすために点滴や処方薬、注射で生命を維持
7.告示期限終了後飼い主が現れなければ治療が必要な子は主に私に相談されるか重篤で生きられないと判断されたら殺処分される、或いは主に私が引き受けなければ殺処分される
 
重篤なケースは、私以外は医療費の関係上、他の登録団体は関与が現実的に大変難しいです。
 
私にしても預かりさんや引継ぎ先など引き出し協力者がいなければすべてを助けることは到底無理があります。
 
下関市のセンターの殺処分される犬猫たちは殆んどが民間のボランティアが自費(寄付含む)で助けているのが現実なんです。
 
※尚、今期から登録団体が引き出した場合は市から助成金(実際に使用した医療費は2万円内での半額分)が1匹最高で2万円迄は出ることになりましたが、それにはそれなりの条件があります。また収容中に外部医療にボラがかけたとしても最終的にセンター内で死亡や引き出さなかった場合は助成金の対象とはならない
 
注意:下関市の獣医師会のある動物病院は市民が子猫など拾った子を相談に連れて行くと「お困りでしょうから」と無償で引き取ってくれますが、そのまま冷凍庫に入れて処分しています。
 
つまり獣医師会で無償で引き取ってくれる場合は、応急処置(医療費は市が負担)をして殺処分されるセンターに入れられます。
またある動物病院も無償で引き取りますが、そのまま処分してしまいます。要は無償で動物病院が「引き取りますから置いて行きなさい」と言ってきたらそれは善意ではないし、犬猫たちを助けてくれるわけではないということを覚えておいてください。
 
最終結論としては
【助けたいのであれば、無償だからと言われて動物病院に置いて行ったら絶対にダメです!!それは殆どが死を意味します。】
 
過激発言ではなくこれが現実というものです。
タダほど怖いものはありませんから。
 
そういわれたら最終的にその子がどうなるか訊いてますか?
「センターに収容されます」「安楽死します」のどちらかの答えが返ってくるはずです。動物病院はけして隠してはないんです。
 
持ち込んだ人がちゃんとその子がどうなるのかを動物病院に聞かないで、自分の気持ちが楽になるように勝手に想像してしまうだけなんです。
 
実は助けたつもりが駆除するお手伝いをしていたということです。キツイようですがそれが現実なのです。
 
「助ける」というのは、自分で最後まで責任もってお世話(治療する、里親探しをする、自分で飼うなど)をするということです。
 
誰かに簡単に任せる、丸投げをするというのはやはり違う結果にいってしまう確率が高いということです。

上記は誰かを責めているのではなく、みなさんに現実を知っていただきたく投稿しております。負傷犬猫を保護した場合はその上でご自分で判断して行動してください。
 
 
 



保護された方も助けたい、なんとかしたいと考えられたと思います。

この子を病院に連れて行ってくれたのですから。

そしたら獣医さんから「生き延びたらあなたが飼う気があるのですか?もしないのであればお金は要らないから置いて行ってください」

と言われたらそりゃ、喜びますよね?
信頼しているからその病院に連れて行ったわけですから。助けてくれるのだと思い込んでしまいます。

でも一言「置いていったらこの子はどうなるのですか?そちらで治療をして里親探しをしてくれるのですか?」と聞いてほしかったです。

病院も「応急処置だけしてセンター収容となります」とはっきりとどうなるのかを説明するべきではないでしょうか?

もしかしたらそれを知れば保護主さんが自分で助けるから、支払うから治療をしっかりしてくれと言うかもしれないんですから。

誤解がないようにちゃんと説明して、その人の意志を確かめてほしいです。