ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin -37ページ目

ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin

アメリカ合衆国の汽水域に生息しているダイヤモンドバックテラピンの魅力を紹介します。

1970年代後半ごろから、絶滅が危惧されるようになった国産オオクワガタ。そのカッコ良さと希少性から、全長70 mmを超えるオス個体は、当時、20万円以上の値が付き、黒いダイヤと呼ばれた。

 

 

1980年代に入ると、オオクワガタマニアの間で、野外採集個体からの累代飼育が盛んになった。卵から成虫に至るまでの飼育方法が種々考案され、羽化サイズが競われるようになった。オオクワガタ幼虫の初期の飼育方法は、くぬぎマットや広葉樹の朽ち木の中で育てるというものであったが、これらの方法では、野外ギネスサイズ(約77 mm)には到底及ばなかった。80 mm近いオオクワガタを産出したい、マニア達の切なる思いであった。

その頃、オオクワガタ野外採集の経験から「ヒラタケなどのキノコが生えている広葉樹の朽ち木から採集されたオオクワガタは、大型の個体が多い」という話しが広まっていた。

 

そして、ついに革命は起こった!

 

 

1992年、キノコ栽培に携わっていた井上等が、朽ち木にキノコが生えることにより、硬い木の成分(リグニン)が分解され、栄養素としてオオクワガタの幼虫が摂取しやすくなる、ということを雑誌(月刊むし(1992年8月号))に投稿した。これをきっかけに、既にキノコ栽培で使われていた菌糸ビンが、オオクワガタ幼虫飼育に利用されるようになった。

 

菌糸ビン飼育が始まって30余年、現在、飼育下でのオオクワガタのギネスサイズは、94.1 mmまで達している。

そして、2025年7月、ダイヤモンドバックテラピン(DBT)界でも革命が起こる。

 

さあ、導入が長くなってしまいましたが(汗)、前々回の続きで、DBTベビー雌雄判別法(Right Triangle Fitting Method)を、先月(6月14日)孵化してきた孵化温度28℃設定のオルナータDBT ZJ血統の1stクラッチに適用してみましょう。

もちろん、孵化直後のベビー6匹が対象です。

 

 

私自身、生まれたてのDBTベビーの雌雄が判別できるなどとは微塵も思っていなかったので、頭部の写真を撮影し拡大してみて驚きました。

頭部の形状により、6匹が明確に2グループに分けられるのです。

 

まず、オスと推察できる個体Aから個体Dまでを見て下さい。

 

個体A:推定オス

 

個体B:推定オス

 

個体C:推定オス

 

個体D:推定オス

 

孵化したてなので、くちばしに卵嘴が残っていますが、上の4匹に共通している点は、下記のようになります。

 

1.頭部を真上から見た場合、目が、鼻先から上くちばしにかけてのラインより外に飛び出している(簡潔に言うと、目が頭部輪郭より飛び出している)(雌雄判別のチェックポイント②)。

2.鼻の両サイドから上くちばし間の距離が短く、直角三角形をあてはめるスペースがほとんどない(雌雄判別のチェックポイント④)。

 

これに対して、メスと推察される個体Eと個体Fを見比べてみましょう。

 

個体E:推定メス

 

個体F:推定メス

 

上の2匹の頭部の画像に共通している点は、下記のようになります。

 

1.目が、鼻先から上くちばしにかけてのラインより確実に内側に位置している。(簡潔に言うと、目が頭部輪郭からはみ出していない)(雌雄判別のチェックポイント②)。

2.鼻の両サイドから上くちばし間の距離が長く、直角三角形をあてはめるスペースが存在する(雌雄判別のチェックポイント④)。

 

以上、上の6匹の雌雄が判明するのは1年ほど先なので、DBTベビーに本雌雄判別法が有効かどうかわかりませんが、それでも今回明らかになったことがあります。

それは、DBTの頭部の形状は生まれながらにして異なり、オスの特徴とメスの特徴を有した2グループに分けることができるということです。

 

近い将来、今回の発見が、DBTベビーの雌雄判別に寄与することを願って、3回にわたってお話して参りました本シリーズを一旦終了いたします。

ご訪問有難うございました。