コンセントリックダイヤモンドバックテラピン(DBT)と言ったら、始まりはカロリナ亜種。2008年、James LeeとStephen Chewが、著書「Diamondback Terrapins(p33)」で、”コンセントリックDBTとは、複数の亜種間の中間体”と定義した時、その運命は大きく変わった。
17年の時を経て、黒い血が日本テラピン界で動き出す。
たった一つの真実見抜く
見た目はカロリナ、テール(尾)はマングローブ
その名は、名鑑定 汽水屋!
さて、前回の続きですね![]()
今回はマングローブDBTの特徴として、後方からの様子を見ていきましょう。
本亜種は、後肢と尾の間の皮膚部分(人で言う大腿部裏側)に“ストライプパンツ(或いはゼブラパンツという)”と呼ばれる縦の筋状模様が入った個体が多いです。
2025年汽水屋CB
上の画像を見て、え、何これ、と気が付いた方もいるかと思います。
そうなんです、私も最初にマングローブDBTの実物を見た時に、背甲模様は、James Leeの著書で知っていたのでさほど驚かなかったのですが、マングローブの尾には、強い衝撃を受けました。
尾を横から見てみましょう。
尾の側面の上半分が灰色(或いはベージュ色)、下半分が黒色のストライプ模様になっているのが分かるかと思います。
このストライプ模様は、尾の左右で完全に一致しています。
尾を上から見てみましょう。
尾の上面には、全くラインは入っていませんね(稀に黒いドットがある個体もいます)。
これがマングローブDBTだけが持つ、唯一無二の尾(以後、マングローブテールと呼ばせて下さい)です。
念のため、カロリナコンセントリックの尾を確認してみましょう。
ベビーからです。
続いて、カロリナコンセントリック、アダルトオス個体の尾です。
カロリナの場合は、尾の周りのどこにでもドットや黒いラインが縞模様状に入っているのが分かるかと思います。
このマングローブテールは、純血マングローブDBTが持つのは当然ですが、マングローブと他亜種間とのハイブリッド個体でもマングローブの血が多くなると、この尾が現れてきます。
従って、マングローブテールは、マングローブDBTとの交雑を立証する決定的な証拠となります。
以上、2回にわたってお話してきましたマングローブDBTの特徴については、ここで一旦終了です。
本シリーズの続きは、とんぶり市が終わってからになりますが、次回、いよいよ現世界一の実力と人気を誇るアメリカDBTブリーダー、ご存じJason Kesler(皆さんジェイソンと呼んでいます)の登場です。
彼とはフェイスブックで知り合いましたが、テラピン中心の爬虫類ショップJKterrapinsも経営しています。
彼のショップのテラピン販売リストに、非常に興味深く、重要な情報が隠されていました![]()
販売亜種を見ると、オルナータ、ノーザンコンセントリック、ハイブリッド、マングローブ、ミシシッピー、テキサス、普通のノーザン、そしてJason創造のマングローブとノーザンコンセントリックとのハイブリッド血統“Nova”計8品目です。
なぜ、アメリカ人にも人気のカロリナ亜種がいないのでしょうか?
2000年前後、当時のDBTブリーダーの2トップ、James LeeとJonathan Helmsのホームページでは、カロリナコンセントリックを含めたカロリナ亜種は、メインで販売されていました。
昨年より、うわさでは聞いていたのですが「カロリナ亜種は、ノーザン亜種等の他亜種との交雑が進み、事実上、ペット業界からは消滅した」とのことです。
うわさは本当だったのですね。
つづく







