亀選 for ぶりくら市2023 ② | ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin

ダイヤモンドガメに魅せられて Fascinating Diamondback Terrapin

アメリカ合衆国の汽水域に生息しているダイヤモンドバックテラピンの魅力を紹介します。

今季の汽水屋を牽引した黒龍血統のメス親“くろ”(左)とKZカロリナスーパーコンセントリック血統のメス親“ホワイト”(右)。昨年までの孵化数は、2匹とも産卵兆候が読み切れず、水中産卵のオンパレードで一桁台であったが、今年は各々の血統から26匹以上のベビーが誕生している。

 

 

これだけベビーが生れてくると、親と比較してみたくなるのがブリーダーの性(さが)である。そこで、引っ張り出してきた親の小さい頃の写真。

 

 

黒龍血統メス親 くろ

 

改めて見ると、くろは、顔の極太ラインは他より抜きん出ているが、残念ながら背甲のコンセントリック模様は黒の地色に完全に埋もれてしまっている。

 

 

KZカロリナスーパーコンセ血統メス親 ホワイト

 

ホワイトに至っては、頭頂部のクラウン模様は素晴らしいが、顔のドット模様は物足りなさを感じる。

この2匹、総合するとS級個体とは言い難いが、個性的で突出した特徴を持っていることは確かである。さあ、亀選の場を借りて、親の形質が子にどのように受け継がれるのか篤とご覧あれ。

 

さて、ぶりくら市2023へ連れて行くダイヤモンドバックテラピン(DBT)亀選の続きですが、その前に、汽水屋のブース番号を念のためお知らせします。

 

 

汽水屋 ZEROは、神戸サンボーホール2FのNo190-191のeggブースにおりますので宜しくお願い致します。

 

それでは、ぶりくら市2023のカメ選の続きです。

こちらは、不景気でも大人気の汽水屋カロリナコンセントリック4血統達ですニコニコ

 

 

数としてはもう少し多くなります、20匹以上連れて行くつもりです。

その内訳は、おおよそNew VL 3、KZスーパー 10、黒龍 9、アルティメット 4です。

それでは血統別にお勧め個体をご紹介していきます!

 

まずは純血カロリナコンセントリックの典型New VL血統から、最後までマイコレにするか放出するか迷った、年に1匹の個体です。

 

 

 

 

頭頂部の虫喰い模様、顔の左右の模様、背甲地色とコンセントリック模様の絶妙なコントラスト等、どれをとっても一級品です。

本血統のオス親“タイガー”にそっくりの個体です。

 

続いて、KZカロリナスーパーコンセントリック血統から表現型の異なる3匹をご紹介しますうさぎのぬいぐるみ

まずはドットタイプの個体からです。

 

 

 

 

普段飼育している時には気づかなかったことが、写真を撮って初めて気づくという事が、しばしばあります。

本個体も亀選写真を撮って、あれ、この個体こんなに虫喰い模様カッコ良かったっけ、と見とれてしまいましたラブ

顔のドット模様も、少なからず多からず存在し、同じドットタイプの母親ホワイトを凌駕した魅力的な個体です。

 

続いて、破線タイプの個体です。

 

 

 

 

背甲のコンセントリック模様が、完璧に近い同心円になっている個体です🐢

顔の破線模様、カッコイイですね。

この個体は、繁殖に使用した時、相手次第で破線模様の子でもライン模様の子でも産出できるポテンシャルを持った個体です。

 

3匹目は、ラインタイプの個体です!!

 

 

 

 

顔のラインが濃く、本血統には珍しい、完全なラインタイプの個体ですね。

ラインタイプの個体は、ラインタイプ同士でペアリングすると素晴らしい個体が創造できます。

我が家の“黒龍血統”が成功したのは、両親が共にラインタイプの個体だったからなんですねウインク

 

以上、KZカロリナスーパーコンセントリック血統から3匹ご紹介しましたが、この3匹に限らず、本血統は殆どの個体が、垢抜けした今風の頭頂部虫喰い模様をしています。

これは、メス親ホワイトの頭頂部クラウンが、遺伝していると見ています。

 

次は、皆さんお待ちかねのアルティメット血統から、ブルーフェイズとホワイトフェイズのご紹介です。

こちらがブルーフェイズです。

 

 

 

 

「こんなに良い個体まだ残っていたんだ、なんで、とんぶり市に出さないんだ」という関東のテラピンフリークの声が聞こえてきそうな(笑)素晴らしい個体です。

 

まだ、立ち上げて2年目の血統なので、ポテンシャルが良く分かりません。

何でこれだけ背甲の地色が濃いのに、極太のコンセントリック模様が成長に伴って浮き出してくるのか、そこが一番の疑問でもあり、アルティメットブルーの最大の魅力でもありますね飛び出すハート

 

おっと!

アルティメット血統はブルーフェイズだけではありませんよ、究極のホワイトフェイズをご覧下さい。

 

 

 

 

この個体を10万円以下で販売して良いのか?違法ではないか(笑)

国内外のテラピンフリークから、こんなクレームが来てもおかしくない、魅力的で完成度の高い個体ですウインク

もちろん、左右の顔の模様、ほぼ同じですよグッド!

 

どうですか、4年前にぶりくら市に出展した時とは全くの別人、昨年と比較しても格が違う個体達が勢揃いです。

これを、人気アニメ「呪術廻戦」風に言うと“懐玉”かな(笑)

 

 

さあ、いよいよ、今季の亀選ラストです。

トリを務めるのは、もちろん黒龍血統です。

まずはこの個体からどうぞ。

 

 

 

 

遂に、汽水屋にも目尻から延びる横線模様の個体が誕生しました。

この表現型は、黒龍血統のオス親“KT”からの遺伝ですね。

初物ですが、飼育スペースの関係で、今回泣く泣く放出です。

 

今回のブログは調子に乗り過ぎて、長くなってしまいました滝汗

ここまでお付き合い頂き有難うございました。

 

そして、これが、今季亀選最後の個体です。

目の保養にどうぞ。

 

 

 

 

超極太ラインですが、背甲にしっかりコンセントリック模様が残っております。

母親“くろ”を超えた汽水屋最高傑作ですまじかるクラウン

 

4日後、ぶりくら市2023にて、皆様方のお越しをお待ち申し上げております m(__)m