悔し涙というとかっこよくきこえますが・・・ | 成功体質のための対話力向上公式ブログ

悔し涙というとかっこよくきこえますが・・・

先日とある人と話しをしていて、共通の知り合いが「悔し涙」を流していたという話をきいた。

自分からみるとその知り合いが「悔し涙」を流すには、努力もそんなにしていないし、他人の助言も聞き入れず、どちらかというと、あまりやるべきことをやっていないので、うまくいかなかったとしかおもえない。一方、1年間すごく努力して、サッカーとか野球とかで負けてすごく悔しくて大泣きする場面を見たこともある。

思えば、悔しさと努力にはあんまり相関関係がなく、むしろ「努力したと思っている」という感覚と悔しさのほうが相関関係が強い。(ま、当たり前か)

成果が出る人の特徴は目標設定したら、具体的な行動をとる。そしてある結果が出たら自分の行動を修正するか、または、行動が間違っていないかどうかをチェックする。助言がもらえる人がいれば相談したりする。

しかし、成果が出ない人の特徴は、言い訳することにエネルギーを使っている。「こうした方がいいよ」という助言を無視することもあるが、とにかく「自分は間違っていない」というスタンスをとり続けて、自分の行動を修正しない。だから練習時間が増えないので、「自分が出来る程度」をキープして(高いレベルならいいが往々にしてそういう人は「マイベスト」というと聞こえはいいが、マイワーストな状態に気づけていない)それからレベルを上げられない。低いレベルでは一見「できている」ように見えるが、それ以上自分自身のレベルを上げない。そういう人は悔し涙を流してすっきりするが、それで行動を修正しない。あくまでもそういう傾向なので例外はたくさんあるが、「素直さ」というか、他人からの助言を聞ける人なのか、自分のいまの状態をはっきり把握できているのかというのは大事だが案外「自分の現状」というのをしっかり見ることができる人は少ないなーと感じる。ま、ある意味、それが出来ないからうまくいっていないということに気づけていれば何かしら手を打っているんだと思いますが。