本日森女に彩色するはずが色が気に入らず、明日絵の具を買いに行くことに。今年は鎌倉建長寺の開山大覚禅師こと蘭渓道隆を作って建長寺の蘭渓道隆が作った池を眺めるような形で作品を展示したことと並び、12年ぶりに女性を作ったというのが今年の特筆事項だろう。それもこれも草木同様自然物たる私が風に逆らわずに来た結果である。はたからみれば行き当たりばったりは昔から何も変わっていないように見えるに違いないが、作っている本人からすると、禅宗関連の人物をモチーフにするようになり、確信を持っての行き当たりばったりであるところが大いに違う。私は単に水脈探しに使うダウジングロッドの如く、棒の先端が指し示す方に進むだけである。