独学我流の私は創作について、他人から教わることはないけれど、自分が作った物に気付かされ教えられることが多い。頭で考えたことより作ったものは正直である。重要なことはみんな教わったといってもよい。 何故きっかけが寒山拾得だったのか。仙人だったり骸骨枕に酔い潰れる一休だったり、最後に作るのは羅漢像だろう、と考えてみたり。つまり脱俗超凡の世界の住人を描きたいのだ、と。何を今更。といわれるかもしれないが、作っている本人としては建長寺の開山蘭渓道隆、円覚寺の開山無学祖元をきっかけに半分高僧シリーズでも始めた気になっていたが、自分で作った髭ボーボーでゴザを背負う宗峰妙超こと大燈国師に教えられた。これにより、一遍上人を作る理由が出来てしまった気がしないでもない。。