本当のことはどうでも良い、夜の夢こそまことだ、という一方で妙に律儀なこだわりがあり、我が渡世上のルールが、などといってみたり。創作なんだから気にすることはないではないか、といわれることもある。それもこれも私という人間の性質であり、様々な矛盾など、それ等も含め、私の作品に彩りや特徴を与えているはずである。 かといって私の場合カメラ持って出かけてパチパチやるようなものではなく、1カットのために被写体を作らなければならない。つまり制作時間がかかる。だからこそ、この期に及ぶと、何を作って何を作らないか、が大事ともいえるし、ああだこうだ考えず、当たるを幸い作るべきである。とどっちともいえるのが悩ましいところである。