大燈国師はすでに具体的な画が浮かんでしまったから手遅れ?として。陰影のない頂相を立体化するのは時間がかかるので、残された時間を考え、うかつにその気になって作り始めるのは避けなければならない。と言いながら、この件に関してはあまり自分を信用していない。突然の前言撤回はよくあることなので、そう心がけていきたい。一休宗純はすでに頭部はあるので新作を考えたい。 そもそも陰影を排除する手法は寒山拾得を描くためのものだったが、まだ作ってみたい場面はあるし、登場人物を自由に作って禅画のモチーフも手掛けてみたい。今回の作品は展示期間が4日間だったので、機会あれば通常の手漉き和紙にもプリントし展示してみたい。