小学校では図工の時間が大好きだったが子供の絵ではない、と私に向かっていう教師がいて、担任も全員参加のコンクールに私の絵だけ出すのを忘れた、という。そんなことがあってその後美術部にも入らず。高校の進路指導では、系列の芸術学部と書いたら「お前デッサンやってるのか?」「えっデッサンの試験あるんですか?」写生など幼い頃から苦手で木炭など触ったこともない。かといって浪人する根性などないので、デッサン描けなくても入れる工事現場のプレハブみたいな工芸学校の陶器科に。浪人したり美術の短大出た経験者もいたが、粘土でリンゴを作る課題で、最初にリンゴ大に粘土を丸めるド素人組の一人であった。それが鎌倉時代の高僧の像を作り、写真やパソコンなど蛇蝎の如く苦手だったことばかりを手段としている。殴られて20年ぶりに目が覚める男のドラマが始まったが、私もどこかで頭をぶつけてはいないか?変なところで目が覚め正気に戻るのだけは勘弁してもらいたい。