制作するのは男性ばかり、それも中年から老年に限られている。制作上の面白さ醍醐味といえば、男性には本来的に女性にない可笑しみと哀しみがある。 昨今インターネットでは、何も隠されていないAV映像が流れている。18の時にまだ車が反対車線を走っていた頃の沖縄で初めてその類の映像を観た。呼び込みの男がドアをノックすると、洋物の映像には音声がなく演歌が流れており、何故かトイレットペーパーを持った女性があっち行ったりこっち行ったりしていた。大変趣きのある趣向であったが、?と我に返ってみると、壮大で深刻な恋愛小説であろうと、あんなことをしたかしないかが問題になっている訳で、特に男の行為における起承転結の様は滑稽としかいいようがない。かの業界では、そのつもりではないようだが男の可笑しさ哀しみを益々追求しているように見える。