無学祖元〜VIVANT〜古今亭志ん生 | 明日できること今日はせず
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人形制作・写真 石塚公昭のブログ

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    無学祖元〜VIVANT〜古今亭志ん生

    無学祖元がモンゴル兵に刀を喉元に向けられながら「珍重大元三尺剣、電光影裏斬春風」と漢詩を読むと蒙古兵は去って行く。作った蒙古兵は当初酷い顔だったが、漢文を解し、無学祖元の態度に感銘を受ける人物だと、修正した。 先日最終回の『VIVANT』乃木はノコルに〝皇天親無く惟徳を是輔く”(天は公平でひいきせず、徳のある人を助ける)「花を手向けるのはまだ先にするよ」例の射撃術で急所を外したに違いないが、やはりモンゴル人に漢文が通じるのか、と少し笑った。正確には架空の国だけれど。 落語中興の祖、三遊亭圓朝は大人気で、噺をそのまま写した速記本は売れ、新聞に連載される。その影響もあり、二葉亭四迷の初の言文一致、口語体小説『浮雲』が生まれたといわれる。時代を経て、国語の改革のおかげで、日本人は、漢文はともかく、明治時代の文章すら解さなくなってしまった。圓朝が、舟に乗っている噺をすると客が船酔いする、なんて名人でなければ多少違っていただろうか? 記憶違いでなければ、本日命日の古今亭志ん生が引退した後、小沢昭一がインタビューに訪れると、読んでいた圓朝の速記本をコタツの中に隠したというのは、酒を飲んでいて話をすると、つい泣きそうになる。

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