後ろにずっと並んで出番を待っている鮫の歯のように、作りたい物が常に控えている。また突然、棚からぼた餅のように、アイデアが浮かぶのは良いが、その場合、部屋を片付ける手は止まっている。私がこれを同時に出来る人間であったとしたら。一見良さそうだが、良いどころか、ストレスを真正面から受けてしまって何かしら病気になっていただろう。なんて、なんでも自分の都合の良いように解釈すると言われる。とにかく今は部屋が片付くまでは粘土を手にしない、と決めている。しかし私が大変なクソ真面目であったなら、このまま引退することになりかねない。それだけは何としても避けなければならない。避けるべきであろう。