寒山拾得の頭部の完成が一年を以上待つことになるとは思っていなかった。お陰でその間に他のラインナップが増えてしまった。この調子だと、寒山拾得展の看板は上げられないのではないか、と思ったが私なりの2人になりそうである。寒山拾得というと普通は絵画だから『寒山拾得写真展』とすべきだろうか?しかし想像されるのは、定年退職した初老の男が、カミさんの慰労も兼ねて念願の中国旅行。愛用のアナログカメラで撮影した天台山は国清寺、蘇州夜曲にも出てくる寒山寺の風景写真展であろう。まったく観る気にはなれない。もっとも昔、作家の人形作って写真撮ってます、と自分で言いながら実につまらなそうだ、と思ったものだが。