今月出る『タウン誌深川』は浮世絵と渋沢栄一のミニ特集だそうだが、そこにも書いたが、浮世絵は月や行灯がなければ昼か夜か判らない場合がある。陰影がないのでそういうことになる。その代わり、月夜の晩だろうと蠟燭一本の室内だろうと、明確に描かれる訳である。しかしそれも良いけれども、私が良くやる、明るい昼光の下撮影し、青い月光風景に変えるのも良いだろう。 近所の定食屋で小皿の梅干が出た。前半生で嫌いな物が好物に変じた私だが、これだけは駄目だと思っていた最後の難関、梅干し。酸っぱさにもレベルはあるだろうが美味しく食べた。これでレモンを丸齧りさえしなければ。