少学生の時、手を洗いながら同級生と話しをしていた。ふと目の前の鏡に写る彼の顔見てギョッとした。〝なんだその顔!〟部屋に貼ったビートルズのポスターでも同様なことがあった。 私は肖像写真を参考に制作してきた都合上、写真の裏焼きに関しては特に残された肖像が限られている場合、まず最初に気をつける。文学、あるいは文学者の研究者は数々居れど、その顔にこだわって日々過ごして?いるのは私くらいなものであろう。某文学アルバムと言えど、何版重ねようと裏焼きのまま、なんて事もある。エドガー・ポー制作の時は、海外では、背広のボタンが左右今とは逆も混在した時代もあったと知った。 新札における津田梅子の裏焼き問題は噴飯もので実にけしからん話しであるが、私が手を洗いながら、またビートルズでギョッとしたのが(特にジョージ・ハリスンだったか?)目が左右対称でない場合である。そういう意味では今回皮肉にも、むしろ感心したのは、このまま行ってしまえ、と思わせてしまったくらい、津田梅子がなかなか左右対称な顔の持ち主であることであった。

新HP

 旧HP

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  

 

 深川江戸資料館にて葛飾北斎像展示