今日は朝からついてない。つまずいて足の親指切って出血、洗濯物は生乾き。乾燥機にかけている時間はない、冷えきった寝床など、すぐ暖めることができるタイプだが、風邪引きゆえ愉快ではない。深川江戸資料館『江戸からの旅人、杉浦日向子の世界』展示は北斎と志ん生の2体。北斎は以前個展会場でちょっとした事故があり、安定が悪くなり杖がわりの天秤棒があるからなんとか立っている状態である。何回か理由を書いているが、本来、たとえピンヒールだろうと、私の作品は自立する。もちろん展示の場合は台から棒を立てている。杉浦日向子は江戸ブームの現在、早すぎる死は今更ながら惜しい。改めてゆっくり観に行くつもりである。 某写真家がオイルプリントを出品したいということで、急いで麻布十番の田村写真へ。写真技法は数々あれど、オイルブリントは、ちょうどブルースミュージシャンが、歌いながらギターを自ら弾くように、本来自分でプリントする類いのものであろう。 ネガを見ると、こういう場面はオイルブリント初心者は避けるように、という好例のような難しい作品であった。ゼラチン紙が足りなくなった。田村写真にはゼラチン紙を上手に作れるFさんがいたが、お子さんができて休職中であり、田村さんも大変である。そうこうして切った足の指が疼くので見たら少々出血。田村写真には写真用品としてヨードチンキもある。そこで思い出した。子供の頃、ボーイスカウトでキャンプに行った時、錆び釘を踏んでしまった。世話役に大工のおじさんがいて、傷口に蝋を垂らし、トンカチでトントン叩いて、こうしておけば大丈夫。おかげで夜中に救急病院に行くはめになった。幼くしてトンカチ持った大工は信用するなという教訓を得た。新HP
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載11回『猛虎図』