2016年の『深川の人形作家石塚公昭の世界』で展示できるだけの作品を並べた。すでに諸手を上げて作りたい、という作家はいなくなりつつあった。当時ブログでこれで中締めとしたいと書いていた覚えがある。7月25日からの個展は、合成などやっていなかった頃のモノクロ作品が中心である。両方ともいただいた話だが、たまたまいままでを振り返るような展示である。 昨年のいつだったか、次の何かが起こるとしたらそろそろだろう、などと書いていたら数ヶ月後に始めたのが陰影を取り去った手法であった。自分では行き当たりばったり常に無計画のつもりでいたが、18年に及ぶ身辺雑記、ブログを斜め読みしてみると、私なりの筋道がありそうである。人間も草や木と同じ自然物、腹の中にわき起こることに従っていれば間違いがない。 今日は書き始めは、三島由紀夫の男の死のシリーズのラストカットについて書くつもりでいたのに。ブログは間違いなく行き当たりばったりである。でなかったら、ほとんど何も起こらない毎日、やっていられない。いってみれば、惚けたように制作に没頭し、開いた口から流れ出た涎の如きものである。
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載9回『牡丹灯籠 木場のお露』
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石塚公昭幻想写真展-生き続ける作家たち- 2018年7月25日(水)~9月2日(日)
展評銀座青木画廊『ピクトリアリズムⅢ』
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtub
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載9回『牡丹灯籠 木場のお露』
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石塚公昭幻想写真展-生き続ける作家たち- 2018年7月25日(水)~9月2日(日)
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