『牡丹灯籠』お露とお米、手前に手燭(手で持つ蠟燭立て)を持ち、その下からの光で不気味に照らされる円朝。こんな感じになる予定である。黒バックにするか何となく室内か、それはロケハンしてから決める。お露とお米は青白く発光し、周囲に鬼火。遠くにぽつんと配するか、圓朝の極背後に大きく配するかは出来を観てから決めることに。幽霊なので二人とも伏し目がち。仮にお米役のT屋のかみさんが、また瞬きしてもこれなら大丈夫であろう。 区役所の帰り、東陽図書館、深川図書館をハシゴ。イビキをかいて職員に起される。そこへ最近顔をみていない焼き肉店の店長Kさんが近辺に来ているので、とHさんから連絡、これまた久しぶり、業界新聞のTさん。T千穂で4人。KさんはK本のクーデター寸前に自転車乗っていて骨折。当時骨折者が相次ぎ、スリー・ポッキーズと呼んでいたが、店からすぐ近くに引っ越し、もう骨折の心配はないらしい。 “落ち武者”連も集まる組み合わせによって盛り上がるテーマも変わり面白い。たまたま男三人がボーイスカウト経験者でTさんは今でも子供達とかかわっている。そういえばキャンプの時、私は古釘を踏んでしまい、Tさんのようにかかわっている大人の中に大工がいて、俺たちはこうするんだ、と傷口に蠟燭を垂らし、金槌でトントンと。おかげで帰宅後救急病院にかけこむハメに。 昔古書店で入手した子供の目から見たヒットラー・ユーゲントの日々を描いた本を読んだことがある。同盟国である日本の子供達に私達ドイツの子供もがんばってる、ということだったろう。やってることは、まるでボーイスカウトであった。スパイを設定しての戦争ごっこ、はさすがにしなかったが。 国旗の畳み方を覚え、キャンプ地では掲揚をしたものである。私の場合はあきらかに託児所がわりだったが、中学生になり赤い羽共同募金で、若い女性に赤い羽を着けるのが恥ずかしくて嫌だった。

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