新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。第157回直木賞受賞。
本の師匠
ダンディブネさんのレビューを読んで、速攻で図書館予約したものの(11月頃?)
ようやく順番が来て、土日でイッキ読み。
人は死んだら生まれ変わるのか?
そんなことは、誰にもわからないことだけど、
こんな不思議な世界があったら、素敵?いや、ちと怖い?
いずれにしても、先へ先へと物語にどんどんとのめり込んでいき、
まさに衝撃のラスト2章は、胸が高まり、ページをめくる手の震え(アル中か?!)を抑えることが出来ませんでした。
初の佐藤正午さんの作品でしたが、他の作品も早速読んでみたくなりました。