東京マラソンという一大イベントが終わり、東京マラソンレポが注目浴びる中、大したブログネタもないから、書かなくてもいいかな?
なんて気分でもありますが、今月は毎日ブログ更新の目標を挙げてしまったから、読書ネタでいいかな?
暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ。
理不尽をかいくぐり生きのびた魂に、安息は訪れるのか。
三浦しをん、渾身の最新長編。
天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた――。
理不尽をかいくぐり生きのびた魂に、安息は訪れるのか。
三浦しをん、渾身の最新長編。
天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた――。
ちとネタバレ的内容があるんで、知りたくない方は、読まずにスルーして下さい。
少し前に、R15指定で映画が公開してましたね。まあ映画は全く興味なかったですが、図書館で目にして三浦しをん作品ということで、読んでみました。
「風が強く吹いてる」
「舟を編む」
「まほろ駅前多田便利軒」
読んだことのある、三浦しをん作品のどれとも全く作風が違う?真逆の?
ラストでした。
それが作者の狙いなのでしょうが、人間の心の闇から、結局「光」は見出せすことが出来ませんでした。
小説としてこんなのも、ある意味ありなんでしょうが、僕には残念なラストでした(あくまで個人の感想ですが)
東野圭吾作品は(東野さんと比較するのもどうかと思いましたが…)どんな理由があるにせよ、人道に反した行為は、結局最後は許されないという、確固たる信念のラストで終わりますが(僕個人の印象)
そうではない終わり方…
もしかしたら、小説としてのラストシーンの後には、主人公にはそんな最後が訪れるのかも知れません。
でもやっぱり僕には、やはり残念なラストだし、読み終えた今、後味が悪いです。
しかし、くどいようですが、あくまで個人の感想ですから、小説としては、よく出来たストーリーであることは間違いないと思います。