珍しく本日二部練ならぬ、二度目の更新です。
ってか、最近サボり気味で、年内にアップしたいネタが溜まってきちゃいまして(^_^;)
大半がランネタじゃないんですが(笑)
ってか、公式ジャンルは子育てだし(笑)
ここのところ読書ブログをアップしてませんが、決して読んでなかったわけでなく、
10〜11月にかけて読んだレビュー一気にいきます。
今回は全て、本屋でなんとなく興味を持った本を、図書館で借りてみました。
蒼のファンファーレ@古内一絵
廃業寸前だった彼らが、芦原瑞穂という女性騎手の真摯な姿勢と情熱で生まれ変わり、G1の桜花賞に挑戦、惨敗した翌年。
場違いな超良血馬がやってくる。馬主はマスメディアでも有名な風水師。
何もかも謎めいている彼は、厩舎を立て直すきっかけとなった馬(フィッシュアイズ)との勝負を望んでくる。その狙いとは・・・・。
母との関係に揺れる誠、初めての恋愛感情に戸惑う瑞穂、昔の恋人と出会ってしまう光司・・・。
様々な出来事、思いを乗り越えて、再び心が一つになった厩舎のメンバー達。目指すのは、再び、G1。チャンピオンズカップ。
心に傷を抱えたはみ出し者たちが再び一丸となって臨む、大きな大きな夢の行方は・・・?
なんかね、本屋でこの躍動感ある表紙を見て…
まあ、競馬わからない方でも、なんとなく楽しく読めてしまう感じですね。
たまには、こういうのもいいかも知れません。
長いお別れ@中島京子
帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。
妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする――。
東家の大黒柱、東昇平はかつて区立中学の校長や公立図書館の館長をつとめたが、十年ほど前から認知症を患っている。長年連れ添った妻・曜子とふたり暮らし、娘が三人。孫もいる。
“少しずつ記憶をなくして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行く”といわれる認知症。ある言葉が予想もつかない別の言葉と入れ替わってしまう、迷子になって遊園地へまよいこむ、入れ歯の頻繁な紛失と出現、記憶の混濁--日々起きる不測の事態に右往左往するひとつの家族の姿を通じて、終末のひとつの幸福が描き出される。著者独特のやわらかなユーモアが光る傑作連作集。
実父、義父共に認知症で、長いお別れの後旅立ちましたが、
そんなことも思い出しなから、寂しい別れではあるけど、命は受け継がれていくことに安堵感を感じさせてくれる作品でした。
終わった人@内館牧子
銀行の出世コースから子会社に出向させられ、定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。妻は旅行などに乗り気ではない。図書館通いや体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。職探しをしてみると、立派な職歴が邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」とけしかけるが、気になる女性がいたところで、思い通りになるものでもない。惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか?
10年後には、間違いなく自身で経験するであろう定年
決して僕は、仕事一筋じゃないし、立派な職歴もないけど、
自身のことを、重ねながら興味深く読めました。