関西・北陸調査研究(令和7年4月17日から20日)
1日目(令和7年4月17日)
◇「減災環境デザイン室・京都分室」(アトリエ)を訪問
◎過去のビル火災、阪神淡路大震災・中越地震・東日本大震災・熊本地震など国内の災害から台湾・トルコ・中国など海外の災害まで様々な自然災害、犯罪や事故など幅広い資料を見て、記録して、聴いて、考えた。
◇日本遺産「琵琶湖疎水」
●京都と大津を結ぶ「希望の水路」は、琵琶湖から引いた疏水の水力で新しい工場を興し、舟で物資の行き来を盛んにしようと計画した琵琶湖疏水の建設に、当時最新の技術や知識を用い、当時の京都府の年間予算の2倍という、莫大な工事費を要する前代未聞の大事業。発電、運河、灌漑、飲料水、防火、工業など「琵琶湖疎水」の水利の効用は大きいとの事、水利と活用について考えた。
2日目(令和7年4月18日)
◇大阪万博の防災対策についての現地で見て、考えた
〇室崎先生からの進言を得て、大屋根リングをはじめ、万博会場内の建築物の地震対策、火災対策、災害発生時の避難の経路や体制、帰宅困難者の受け入れ体制など、「南海トラフ地震」が想定外の規模で発生した場合など5万人から25万の来場者をどこへ避難させるか、夢洲から外に出られなくなった場合など万博会場内で待機する場合の食糧・水・毛布などの備蓄など、様々な視点で現場を見て考えた。
※下記、室崎先生に頂いた着眼ポイント(令和7年4月17日「減災環境デザイン室・京都分室」訪問時情報と室崎先生FB参照)
Ⅰ最悪を想定しているか
➀埋立地のリスク(メタンガス、液状化)②仮設建築のリスク③大群衆のリスク
●防災対策の想定が外れて最悪の事態が起きた時の対応は?
Ⅱ個々のパビリオンの対策は万全か?
●会場全体の防災計画に加え、個々の施設やパビリオンについての防災計画の内容を示すべき。
●新技術や稀有なデザインにはリスクもあり耐震や防火面での科学的な検討が必要。
Ⅲ群衆避難計画は策定されているか?
●地震や台風のリスクより日常事故や群衆避難事故のリスクが大きい。
●群衆事故が起きないようにする計画、個々のパビリオンの群衆避難計画の策定は不可避。
Ⅳ来場者とのリスクコミュニケーションは万全か?
●来場者が正しく危険を認識することが不可欠。災害時にとるべき行動の周知が必用。
Ⅴ最後に
●安全安心を提供する万博である事を望む。イベント防災のモデルにする。
◇大阪万博会場内の移動支援についての現地で見て、考えた
〇車いすに乗る方や視覚障害がある方の万博会場内移動を支える有償サポートが4月17日から開始されていた。
〇利用は1回4千円で10時から18時のうち最長4時間、レッツエキスポのサイトから事前予約が必要。スタッフは会場をイメージした研修を半年かけてトレーニング済み。(4月18日朝日新聞参照)
3日目(令和7年4月19日)
➀なんば駅周辺を散策、南海なんば駅から関西国際空港までの空港アクセスと、平成30年台風21号被害からの復興具合を確認し考えた。
②令和6年9月21日奥能登豪雨被害した方の復旧活動(輪島市小伊勢町)
現地で支援を必要としている方や場所に直接赴き、作業通して現地を見て聴き考えた。
③七尾駅周辺の海抜と避難ビルを確認し考えた。
4日目(令和7年4月19日)
➀七尾駅周辺の早朝散策、令和6年能登半島地震からの道路などの復旧の確認し考えた。
②輪島塗箸への沈金入れ体験
オリジナルのデザインを沈金する体験を通じて能登の伝統文化に触れ感じて考えた。
③能登食祭市場(七尾市)
石川県の里山里海が育んだ特産物やお土産品を見て、聴いて考えた。
④のと鉄道 震災語り部列車(七尾駅から穴水駅までの約50分)
「のと鉄道の観光列車」に乗車し、車窓からの景色を見て、被災者の声を聴き考えた。
⑤能登ワイナリー(穴水町)
ワイン畑、施設を見学し、震災時の様子、復旧までの苦労、能登ならではの特性を活かした能登ワインにかける思いを現地スタッフから聴き考えた。
