新潟県糸魚川市訪問(令和7年2月1日)
◎平成28年12月22日出火し147棟焼損した糸魚川市駅北大火から8年、2年ぶりに伺いました。
〇今回は駅北広場キターレにて糸魚川市駅北大火からの復興を学び、考えました。
〇被災直後は、被災された方向けの炊き出しや全国から駆け付けたボランティアの待機場所となった糸魚川地区公民館、2年前は池原栄一館長から説明と資料を頂きました。
◎気象条件によっては大きな被害を出す街中の火災、「糸魚川市駅北火災」からは多くの学びがあり、これからも伺いたいと思います。
◆糸魚川市駅北大火
〇日時 平成28年12月22日10時20分出火、23日16時30分鎮火
〇被害 147棟 焼失面積約40,000㎡(4ha)、負傷者17人(一般2人、消防団15人)死者は無し
〇気象 気温18.4℃、湿度54.7%、最大瞬間風速27.2m/秒(南南東の風)
◆糸魚川市駅北復興まちづくり
〇平成29年9月8月に策定した「復興まちづくり計画」は、①火災や災害に強いまつづくりや②糸魚川らしい景観・まちなみの再生に取り組むことを位置づけ、令和4年3月に計画期間を終え、74件の施策を完了。
〇糸魚川駅北復興まちづくり計画→「災害に強いまち」「にぎわいのまち」「住み続けられるまち」
〇歩道の拡幅、消防力の強化、景観づくり、復興市営住宅、にぎわいづくり
糸魚川市駅北大火の教訓(令和2年2月2日時に投稿)
●強風と空気の乾燥により飛び火が10カ所で起こり、20時間以上燃え続け、焼損145棟・避難勧告363世帯の40年ぶりの大火であった。
➀密集市街地の危険性を理解しコンクリートの建物を増やすなど不燃領域率を上げる。
※不燃領域率とは公園などのスペースや鉄筋コンクリートなどの燃えにくい建物がある割合を示したもの。
②地域の実情にあった消防力の点検・整備。
③大規模災害を防ぐために最も重要なのは初期消火。
●3年前の1月20日糸魚川市に伺った時、東京都大田区から来ていて「糸魚川市の大火災を我が事として考えている」と伝えると、教訓として活かして欲しいと、出火から、火が広がり、避難までの様子を動画や写真を用いて、詳細に教えて頂いた。
★被災した多くの方々は当初、直ぐに鎮火するものと油断していた。強風により消火ができず、さらに飛び火し、火事が多発。予想外の状況に各自での判断ができなくなり、指示待ちの状態になっていたとの事。















