令和6年予算特別委員会 締めくくり総括 つばさ 須藤英児(令和6321)

Ⅳ災害ごみについて

https://www.youtube.com/watch?v=EkBi6M1Gn2s


質問⑤

●令和6年能登半島地震において、石川県内全体で発生した災害ごみは、年間ゴミ排出量の7年分に相当する約244万トンと推定されています。特に建物1万棟以上が被害を受けた珠洲市では、珠洲市の年間ゴミ排出量132年分にあたる約58万トンの災害ごみが推定されています。

●令和45月の首都直下地震における都の被害想定の見直しや、能登半島地震の発生等を受け、区は、災害ごみの処理に関して、現在どのような検討を進めているのか、伺います。

 

回答⑤

〇区は令和23月に災害廃棄物処理計画を策定し、大規模災害に伴い発生した廃棄物の処理体制を確保し適正処理をすることで、区民の被災生活支援や公衆衛生上の確保を図り、早期復旧・復興をめざしている。

〇計画の基本方針として、「計画的な対応・処理」「リサイクルの推進」「迅速な対応・処理」等8項目を定めるとともに、災害廃棄物を処理するにあたり特に重要な事項として、「資機材に関する情報収集と迅速な確保」「仮置場等の迅速な設置」「災害廃棄物の分別排出及び選別の徹底」等5項目を規定して組織体制や処理手順などを整理している。

〇災害廃棄物の発生量につきましては令和45月に東京都が示した「首都直下地震等による東京都の被害想定」に基づき、改めて本区が再算定したところ、約310万トンと見込み、膨大な量の災害廃棄物の迅速な処理が求められている。

〇今般の能登半島地震では長引く断水などで廃棄物処理が困難になるなど災害時特有の課題が改めて浮き彫りとなっている。

〇し尿、避難所ごみ、自宅での避難生活から出るごみなどの迅速かつ適切な処理は平時から検討を重ねるべき重要な課題であることから、環境清掃部では危機管理担当とすでに論点整理に着手し、協議・調整を進めている。今後、具体な検討を加速化させていく。

 

友好都市である東松島市の災害ごみ処理「東松島方式」。効率の良い、分別・回収のためには広い「災害ごみの仮置き場」が必要です。

●今後、広い「災害ごみの仮置き場」複数確保を要望して、質問を終わります。