「信州火山防災の日」御嶽山噴火災害から9(令和5927)

●御嶽山噴火災害から9年、長野県が同災害を教訓とするための「信州火山防災の日」、災害の記憶を継承し、県民や登山者の火山防災意識を高める狙いで独自に制定されました。

●平成269月、御嶽山(長野・岐阜県境、標高3,067m)が噴火。死者58人・行方不明者5人という戦後最悪の火山災害になりました。

●御嶽山では長野県内の2つの山頂にシェルターが設置され、徐々に登山者が戻ってきています。噴石などで多くの犠牲者が出た八丁ダルミの立ち入り規制も無くなりました。

◎火山防災の教訓に生かすために噴火の記憶をどう継承していくのかは重要で、標高2,190mにある、火山と自然の情報館である長野県立御嶽山ビジターセンター「やまテラス王滝」と地域交流・火山研究の拠点である木曽町御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳」の二か所が令和4827日に開設されました。

◎日本の火山数は111あり、「火山防災のために監視観測体制の充実などが必要な山」とされた火山は、噴火警戒がとられている阿蘇山をはじめ、日本に50火山もあります。

◎まずは身近にある活火山を知り、防災に繋げる事、噴火が始まったら噴火避難、避難時の服装は、ヘルメット、マスク、ゴーグル着用です。

◎災害現場での応急処置(固定法・被覆法・止血法)理解していれば、街中でも命を救うことができます。