関東大震災から100年③小田原市根府川(令和595日現地確認)

◎根府川駅は海抜50m以上に位置し、土砂災害(がけ崩れ・地滑り・土石流)により鉄道被災をはじめ、大きな被害が発生した地区です。

●地震発生時、上り列車は白糸川鉄橋に出るところでトンネル出口の崩落に遭い機関士と助手が生き埋めとなり殉職、下り列車は地滑りにより、列車の乗客200、ホームで列車を待つ乗客40、駅職員も土砂と共に海に投げ出され、数分後に津波が来て、生存者は40との事です。

●根府川集落の大部分は山津波(土石流)に襲われました。白糸川上流の大洞の大規模崩壊により白糸川を高速で下った土石流は下流部の根府川集落を襲い、集落91のうち72戸が埋没し、死者行方不明者は289(336名とも)に上りました。