長崎市から学ぶ①長崎市まちづくり部の方に伺う。(令和5年8月28日)
◇長崎市の維持及び向上すべき歴史的風致
①近世長崎の町人文化にみる歴史的風致
②中国文化の伝来にみる歴史的誘致
③長崎居留地の海外交流にみる歴史的風致
④外海の石積文化にみる歴史的風致
⑤被爆継承と平和の祈りにみる歴史的風致
◇地域の歴史
①外国人居留地として発展、諸外国の文化や技術が流入。
②明治32年の外国人居留地廃止、特徴的な文化は続いていく。
③戦後、減失が進む洋館を保存する機運が高まる。
④市民を中心とした街並みの保存と洋館の活用を促進。
⑤世界遺産の登録により国内外から高く評価。
⑥暮らしの環境の改善と新たな人的交流の促進に向けた活動の強化。
◇地域の現状(強み)
①地域住民の継続居住意欲が高い
②市民、特に若年層にとって「住んでみた土地」として認知
③学校が多く学生の賑わいがある
④移住者・若者による新しい拠点の形成
⑤二つの世界遺産の存在が国際的に認知
◇地域の現状(弱み)
①少子・高齢化で人口減少が顕著
②伝統的な活動・営みの継承者の減少
③「お洒落・先進的」なイメージが希薄
◇将来像の実現に向けたタスク
①暮らし環境の充実が1番
②活動・営みの活性化と持続性の担保
③地域資源の価値向上
④地域プランディング
◇出島
●218年にわたり日本の近代化に欠かせない最先端技術、カステラを始め西洋の文化、蘭学などの学問、幕末の日本開国まで出島の果たした役割は大きい。
●現在の出島は、長崎市の所有で令和2年度から長崎自動車株式会社による15年間契約の指定管理との事。平成18年から17年目の令和5年8月14日に来客700万人達成との事。