平成30年北海道胆振東部地震を振り返る②令和584

◆胆振東部地震から5年シンポジュウム「平成30年北海道胆振東部地震」を振り返る、被災からこれまで。これまでの経過を検証し、震災の経験を次世代に伝えます。

①「自然」の視点から、地震発生のメカニズムや、地質から見る胆振東部地震の特徴についての講演。

ⅰ北海道胆振東部地震による地盤災害→地震発生メカニズム、地盤災害の全体像。講師:木幡行宏

◎今後の防災・減災隊対策の検討に向けて

従来の想定を超える地震動に対する防災・減災対策の検討が必要→過去の経験が役立たない事を再認識。

よく流れる、水を置く含んだ土→脆い火山灰質土の斜面崩壊は、風化などの経年劣化や地震動による粒子破砕の影響の検討が必要。

崩壊斜面と未崩壊斜面の違いや、未崩壊斜面の崩壊可能性の検討が必要。

ⅱ北海道胆振東部地震による地盤災害→胆振東部地震における斜面災害のメカニズム。講師:川村志麻

②「技術」の視点から、厚真町で実施された復旧工事の概要についての講演。

ⅰ北海道による土砂災害対策の概要→日高幌内川など。講師:吉田裕敏→それぞれの災害に応じた復旧パターンが重要。

ⅱ北海道胆振東部地震で被災した道路や橋など公共土木施設の復旧について。講師:塩田雅史

③「ひと」の視点から、災害ボランティアや被災者支援、これからのつながりなど。被災地のバトンと支援のリレー。

コーディネーター:定池祐季氏 パネリスト「つむぎ」代表・村上朋子氏、「石狩思いやりの心届け隊」隊長:熊谷雅之氏、厚真町社会福祉協議会事務局長:山野下誠氏、厚真町防災担当理事兼総務課防災担当参事:吉田良行

住宅が壊れ、生活も壊れた。→住宅支援だけでは生活は再建できない→生活相談員の存在→一人ひとりの話を聴き、被災者中心の視点で生活支援。 挑戦する事を諦めない、厚真の人々。5年間の心の支え、立ち直るために必要なコミュニティの再生。