津波防災の日・静岡県に学ぶ(令和4年11月5日)
●11月5日は「津波防災の日」浜松市中田島防潮堤に伺いました。
●中田島砂丘周辺は高潮・津波対策として、高さ10mから13mの防潮堤が令和2年に完成していました。中田島砂丘は日本三大砂丘ですが、浸食により大幅に狭くなったとの事、砂丘の景観と防潮堤をどう両立させるかが課題です。
◎浜松市沿岸域防潮堤整備事業(オール浜松で防潮堤整備)
整備による減災効果→宅地浸水面積を約8割低減、宅地浸水深2m以上の範囲を98%減少
◎浜松市は令和4年台風15号により、アンダーパスなどで浸水し、使えなくなった自動車が多数あったとの事です。
※津波防災の日とは(内閣府・防災ページから)
●平成23(2011)年6月に、津波対策を総合的かつ効果的に推進することを目的とした「津波対策の推進に関する法律」が制定されました。この法律では、津波対策に関する観測体制強化、調査研究推進、被害予測、連携協力体制整備、防災対策実施などが規定されています。そして、国民の間に広く津波対策についての理解と関心を深めるために、11月5日を「津波防災の日」とすることが定められました。
●11月5日は、今から160年前の安政元年11月5日(太陽暦で1854年12月24日)に発生した安政南海地震で、紀州藩広村(現在の和歌山県広川町)を津波が襲った時、濱口梧陵(儀兵衛)が稲むら(取り入れの終わった稲わらを屋外に積み重ねたもの)に火をつけて、村人を安全な場所に誘導したという実話にちなみます。この実話をもとにして作られた物語が「稲むらの火」です。