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佐賀豪雨の教訓 住民が考える06301703

去年8月の佐賀豪雨を教訓に、大雨に対する事前の備えなどについて住民が考える勉強会が、佐賀市で行われました。
●勉強会は、去年8月の佐賀豪雨の教訓を、これからの行動に生かそうと、佐賀市川副町の南川副公民館などが開き、地元の人など17人が参加しました。
●勉強会の講師は、ことし3月まで佐賀地方気象台で台長を務めた、公民館の溝上良雄館長です。
●館長は、佐賀豪雨の時の降水量のデータや写真を示して、当時の大雨がいかに記録的なものだったかを説明し、近年の雨の降り方は、渇水と豪雨を繰り返す傾向があり、雨が降ったら、すぐに避難行動を取る必要があると話しました。
●参加した住民は、豪雨の際の実際の行動とその時感じた教訓を発表し、避難訓練や情報収集の大切さを感じたとか、最低限の備蓄をする必要があったといった意見を出していました。
●勉強会に参加した女性は「家の備蓄品を確認して、2階に垂直避難できるようにしたい」と話していました。
●講師を務めた南川副公民館の溝上館長は「本格的な雨の時期を迎えているので、昨年の豪雨を思い出して、早期の避難や食料備蓄について確認してほしい」と話していました。