令和元年第2回大田区議会定例会令和元年6月14日
一般質問 令和大田区議団 須藤 英児
屋根の防災対策
●昨年、平成30年の大阪北部地震・台風21号被害により、大阪府では、12万棟近い建物が被害に遭い、大半が被災者生活再建支援法の対象にならない一部損壊でしたが、屋根の被害は深刻でした。
●1年近く経た今でも、大阪府では屋根をブルーシートで覆った建物を、多く見ることができます。
●震度5でも出始める屋根の被害、台風でも屋根の被害は、起こります。
●大田区と面積が近く、関西空港を持つ、人口約10万人の泉佐野市では、平成30年台風21号による一部損壊は、約1万件で、その多くは、屋根の被害だったと言われています。
◎仮説ですが、泉佐野市の人口が大田区と同じく73万人だったら、一部損壊は、7万3千棟に上っていたと考えられます。
●最大震度7の平成28年の熊本地震では、屋根の被害は甚大でした。
〇しかし、全壊・半壊の建物が多過ぎて、大部分は、取り壊されたため、屋根被害をテレビ報道で取り上げる事は少なかったのです。
◎屋根に被害が出た場合、早く処置をしないと、屋根からの浸水により、建物内が腐り、住めなくなります。
◎私は、復旧ボランティア活動を通じて、熊本市・益城町などで、屋根からの浸水により、家具や畳・天井がカビだらけの家を、たくさん見てきました。
●これまでの地震や台風の被害を大田区に置き替えて考えた時、建物の屋根の防災対策と、その情報提供の必要性を強く感じています。
◎まず、屋根の点検、必要があれば、屋根の修理・葺き替えなど、台風・地震対策として必要です。
◎間近に迫る台風シーズンの前に、まず区報などで、屋根の防災対策についての周知・広報する事を強く要望致します。
●平成28年4月、熊本地震本震後、熊本市内の災害復旧ボランティアのニーズ調査に入り、多くの方からの屋根の修理のお願いをされ、全てお断りしました。
◎平成28年10月鳥取県中部地震・倉吉市災害復旧ボランティア活動から、屋根の応急処置活動に参加し始めました。