東京ミッドタウン防災ツアー

東京ミッツドタウンの防災システムを学ぶツアーに参加しました。

◆日時:平成24621日 18時から1930分迄

①耐震性・取組みの紹介(ミッドタウン・タワー4)

◆周期の長い長周期地震では高層の建物が大きく揺れ、周期の短い直下型地震では低層の建物が大きく揺れます。

●ミッドタウン・タワー(248)⇒東西方向5.70

●ミッドタウン・イースト(113)⇒東西方向2.56

●ミッドタウン・ウェスト(73)⇒東西方向1.76

★短周期地震動⇒阪神淡路大震災

★長周期地震動⇒東日本大震災

◆東京ミッドタウンのオフィスは、国土交通省による告示波1.25倍程度の地震動が来ても耐えられる構造になっています。

②防災センター(ミッドタウン・タワーB1)

◆設備・警備に関する情報を集約し、各機器の適正な運転管理やセキュリティー管理を行っています。

③コージェネレーションシステム(ミッドタウン・タワーB4)

◆都市ガスを用いて発電⇒発電時発生する熱も最大限利用する。

④非常用発電機(ミッドタウン・タワーB4)

◆A型重油を用いて緊急時10分で発電開始、72時間発電可能。

⑤中水処理室(ミッドタウン・タワーB5)

◆生活雑排水や雨水など浄化し、再利用しています。

⑥アクティブマスダンパー《動的震動制御装置》(タワー44)

◆振り子のように揺れる50tのオモリ2基が建物全体の揺れのエネルギーを吸収し、強風時の揺れ地震後の後揺れを抑制します。

構造的な耐震性斜めの筋かいが担っています。

⑦緊急救助用スペース(ミッドタウン・タワー屋上)

◆ヘリコプターがホバリングにて救助活動を行うスペースです。

「R」⇒「Rescue緊急救助用スペース(着陸不可)

「H」⇒「Helliport緊急離着陸場(着陸可)

まとめ

◎東京ミッドタウン内の国内最高水準災害時に対応するための取り組みを見せて頂く事ができました。

◎防犯・防災センターでの災害時の管理体制から始まり、緊急時の発電システム、タワーの揺れを動的に抑制するためのアクティブマスダンパー、そして通常使われる事はないですが、いざという時必要な緊急救助用スペースなど震災などの災害時必要な取り組みを教えて頂けた事に感謝です。