拝啓



いよいよ始まった


今年2つ目の テニス4大大会
全仏OP@ローランギャロス


混沌雑記 星野大輔



それぞれのコートでは 早速 男女1回戦の熱戦が繰り広げられている
優勝トロフィに手が届くまで2週間 その間7回勝ち続けなければならない

しかも 

4大大会の中で このローランギャロスほど過酷なモノはない

足腰を酷使する土のコート 球の威力を吸収してしまう土のコート
必然的にラリーは長くなり 心身ともに追い込まれる土のコート 

当世のハードヒッターが 優勝候補が 軒並み崩れて去ってゆく
人呼んで 「赤い魔物が棲む大会
多くのドラマの生みの親
それが 全仏OPなのだ


$混沌雑記 星野大輔



それでも
ここ数年の優勝者を振り返ると
この「魔物」を制しているのは やはり上位ランカー
しかも
このクレイコートでの戦いを得意としている上位勢だ


05~07年*ジュスティーン・エナン ベルギー国旗
混沌雑記 星野大輔

08年*アナ・イバノビッチ セルビア
混沌雑記 星野大輔

09年*スベトラーナ・クズネツォワ ロシア
混沌雑記 星野大輔


ただ 今年は
例年以上に本命不在と言われる大会

恐らく例年以上に 第1週のうちに
赤土の犠牲者となる上位勢は続出するだろう

その上位勢を打ち破り
世界のテニスファンから熱視線を浴びる
ニューヒロインも多く出てくるだろう

それでも 最後まで生き残るのは
やはりクレイを得意とする上位勢だと自分は思う

混沌雑記 星野大輔



その中で 敢えて言うならば
自分はこの選手を本命に推したい

セルビアの第4シード
エレナ・ヤンコビッチ セルビア

混沌雑記 星野大輔


昨年スランプに陥った彼女だが
今年は家庭問題 コーチ問題 そして体調不良も解決し
ベストのコンディションに近い

また
今年のクレイシーズンに入って
優勝こそないものの しっかり結果を残している
【①準優勝 ③Best8】
特にローマでの準決勝で見せた
対女王セリーナ・ウィリアムス戦での驚異的な粘り
この粘りこそローラン・ギャロスでは必要不可欠の要素

更に
昨年苦しめられてきた若手選手の不調
その他の有力選手の不調
女王*ウィリアムス元々クレイコートを絶対的に得意としてない 足にも不安
ディフェンディング・チャンピオン*クズネツォワ今年はプレイに精彩がない ロシア勢全般に言える
帰ってきた元女王*エナン最近練習中に手の子指を骨折・・・ それでも最高の対抗馬には違いないが

補足ながら
ヤンコビッチは 過去に4大大会の決勝を戦っている
準優勝に終わったが この経験値も 大会終盤には生きるだろう
この地でも2回のBest4 勿論クレイコートは得意 好条件は揃っている


混沌雑記 星野大輔



とはいえ
ヤンコビッチがローマの決勝で敗れたのは
マルチネス・サンチェス
さきほど速報を見たら その選手が
早くも今大会の1回戦で姿を消した


また
第10シードのアザレンカも
既に赤土の犠牲者リストに名を連ねた


魔物が棲むローランギャロス

「敢えて」本命に推したヤンコビッチも
決して安心できないのは言うまでもない



本命不在
言い換えれば
ライバル多彩

したがって
今年は例年以上に
実力伯仲の好敵手同士が繰り広げる
名勝負が多く見られるだろう


激しく火花を散らす
赤い魔物と勝利の女神

その火花の分だけドラマがあるのなら
最高にドラチックな結末を期待したい


混沌雑記 星野大輔




最後に一言

数年前の東レPPO プレーヤーズ・パーティにて
誰からも注目を浴びず ただ黙々と
春巻きを手掴みで頬ばっていた無名選手
それがヤンコビッチだった




敬具