拝啓



およそ2年半かけて
やっと
読み終えた



竜馬がゆく 全八巻
混沌雑記 星野大輔-2010051823480000.jpg




司馬文体に
慣れるのに時間がかかり
読破に2年余りを費やした

物語の進行から
史実説明に逸れる
その解説が永すぎて
話がなかなか前進しない

それが 性に合わなかった

慣れてくれば面白いのだが

今までの司馬作品も
同じ理由で時間がかかった


司馬遼太郎 先生
$混沌雑記 星野大輔
偉そうなコト言って すみません 汗



それでも

今までの
司馬遼太郎作品の中では
一番好きなモノになった


それは

今までの司馬作品と比べて
脳裏に焼きつく場面が
鮮明だったからだ


特に

第八巻
369項


街道は晴れていた竜馬がゆく


$混沌雑記 星野大輔



この場面

大政奉還が成し遂げられ
新政府に向けた手続きを始めた
竜馬の晴れやかな気持ちと
晴れた空に照らされた街道を
重ね合わせた場面

実は作品の中で
竜馬が心中一点の曇りもない
唯一の場面だったと
推し測る

固く閉ざされた国を
内側から抉じ開け
ようやく自らの夢だった
大航海時代に進みゆく

新たな時代
新たな世界に跳び込む
前途洋洋の心もち

長く続く街道

それが彼の目には
遥か彼方まで水平線が続く 陽の光が降り注がれた
海洋そのものに映っていたのではないだろうか

そこを

竜馬がゆく」のだ

$混沌雑記 星野大輔




司馬遼太郎は
この時の竜馬の心境と
近未来に見られたであろう竜馬の姿までをも重ね合わせ
作品中最も印象に残る場面を作り上げた
それも
たった二言で


その僅か数日後
竜馬を待ち受ける現実とのコントラストが
更に この場面を鮮明にさせているのは
言うまでもない


実は 竜馬暗殺に関するくだり
司馬遼太郎にしては 意外にあっさりしている
数えて約10項

史実だから 取りあえず加えておいた
でも できる事ならば
あの場面でこの作品は終わらせたかった・・・
それが本心だったのかもしれない

竜馬が
最も希望に満ち溢れていた瞬間を
表した言葉

それをそのまま
題名にしたのだから


$混沌雑記 星野大輔
竜馬乃墓


以上 勝手な解釈 ご容赦を 汗



最後に一言

奇しくも今は竜馬ブーム
でも
その前から読み始めていた事だけは
強調しておきたい!

そもそも
ブームって
何なんだ・・・?



敬具